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王騎「...記憶?」
『...幼い頃の、育手の元へ行く前の記憶。』
王騎「!!では、本当のご両親を...」
『まぁ...だから私には、父上と母上が2人いる。』(ニカッ
王騎「!ンフフ、そうですねェ。」
柳「...」(ポカン
賁「元々とんでもない名家だったそうだ。」
王騎「あら、王賁さん。」
『...』
柳「名家どころではないと、実弥様がおっしゃっていましたよ。最早神の類だと。」
『え』
王騎「それは凄いですねェ...お館様と血の繋がりでも?」
『わ、当たり。』
王騎「おお」
『お館様の姪だった。お館様の姉様の子だって。』
王騎「血の繋がりどころじゃないですねェ。」
騰「近いですね。」
王騎「母は分かりましたが...父は?」
『...継国。』
王騎「継国?」
『始まりの呼吸の剣士。』
王騎「!」
『一番初めに生まれた呼吸にして、最強の御業である日の呼吸を生んだ、継国縁壱の直系。』
王騎「そんな方が...Aの...」
『直系の御先祖様。私が最後。』
王騎「...その父と母は...今...」
『もう死んでる。』
王騎「っ!!」
騰「っ...」
『最後に見た肉親の二人の姿は、無惨な死体。鬼に殺された。』
賁「っ...」
王騎「そんなっ...」
『今振り返れば、間違いなく、鬼舞辻の仕業。死体は喰われず残っていた。
そして鬼舞辻は、過去に自分を追い詰めた、圧倒的力を持つ継国縁壱を畏れ、その子孫と、同じ呼吸を使える者とを殲滅してきたから。』
王騎「っ...」
柳「...」(怒)
『...まぁ、もう何年も前のことだし...正直、あまり記憶がない。顔は覚えてるし、声も、かろうじて覚えてるけど...』
彩「...」(悲)
『...もう失わないから、いいの。』
皆「!!」
『寿命以外では、死なせないから。』
王騎「えェ...もちろんです!」
『...』(ニコ
彩「王華様...」
『...辛気臭い話をしてしまったね。楽しもう。』
Aは軽く、お館様モード。
一応社交的な?場なので、喋らざるを得ない。
Aは王家のお嬢様なので。
皆「!はい!!」
翦「(あっという間に掴んだな...)
...そうだ、王華。」
『?』
翦「うちにも王華への貢ぎ物が届いている。」
『贈り物って言って。』
翦「...贈り物が届いている。」
彩「あら...城を間違われたのでしょうか...」
王騎「うちにも沢山のAへの贈り物が...」
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2021年10月12日 9時