梔子 弐

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その後、信が万極を討ち取る。

そしてすぐに、飛信隊退却。

麃公も、日が暮れたことで退却した。

飛信隊の夜営のところ、麃公が酒を持ってくる。

それにより、麃公酒を飲み始める飛信隊。


麃公｢お主が王華、王騎の娘か！｣

『！』

麃公｢ﾊﾞﾊﾊﾊﾊ、そう驚くな。とって食いはせんわ‪w｣

『．．．』

麃公｢もし危うくなれば、頼むぞォ。｣

『．．．』(ﾁﾘｯ


その後、飛信隊に、失った三百人を麃公軍から足し、さらに五百人隊2つを補佐に付けてくれるという。

自由に使って良いと。

2日目からは、消耗戦が続く。

7日目の夜、Aは夜営地を抜け出し、隣の対楚軍の夜営地に来ていた。


『．．．』(ﾌﾜｯ

騰｢！！お嬢様！｣(ﾊﾞｯ


騰の背後にふわりと降り立つと、振り向き拝手をする騰。


『．．．』

騰｢お嬢様、お怪我などしておられませんか？｣

『してない。』

騰｢良かったです．．．｣

『同金と鱗坊が逝った？』

騰｢．．．はい。｣

『そう．．．死なないでね。』

騰｢必ずや。｣


Aの姿が消える。


騰｢．．．｣(拝手)


次に来たのは


『．．．』(ﾌﾜｯ

賁｢！｣

恬｢？｣


王賁と蒙恬が話しているところ。


『．．．』


ただしくは、話し終わったところ。


賁｢王華．．．｣(ｸﾙｯ

恬｢えっ｣(ﾊﾞｯ

『．．．』

恬｢ほんとだ！Aちゃん！！何でここに？｣

『．．．騰に会ってきた。』

恬｢あーね。そっちはどう？相変わらず？｣

『消耗戦が続いてる。』

恬｢やっぱりか．．．御神隊はどう？何人か失った？｣

『．．．一人も死んでない。』

恬｢えっ！！すごい！！流石Aちゃん直属．．．｣

賁｢王華直々の鍛錬か。｣

『うん。皆優秀で助かる。』

賁｢そうか．．．｣

恬｢しかもAちゃん、敵将二人も討ったんでしょ？すごいn｣

柳｢A様！見つけました！！｣

『．．．』

炎｢探しましたよ！｣

柳｢あ、こんばんは。｣

炎｢こんばんは。｣

恬｢こんばんは〜｣

賁｢こんばんは。｣


Aを探しに分かれていた御神隊の一部が来る。


柳｢どこか行く時は一声お掛けください。本気で焦りました。｣

『あ、ごめん。』

柳｢いえ、ご無事で何よりです。｣

恬｢あれ、馬は？｣

柳｢？乗ってきてませんよ。夜営地です。｣

恬｢わぁ．．．ますますすごいや。｣

『しばらくしたら帰ると思う。』

柳｢ちゃんと帰ってきてください。｣

『．．．先戻ってて。』

柳｢ハ。｣


御神隊が戻って行く。

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