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賁｢誰が討たれた？｣
玉鳳｢！！！？｣
詩｢．．．麃公ガ．．．｣
賁｢っ！．．．戦場に、その報せはまだ入っていない。それに、今日も函谷関前以外は睨み合いだったはずだ。麃公将軍は、何処で．．．｣
詩｢．．．李牧ヲ追ッテ行ッタ先デ．．．｣
賁｢李牧が戦場にいないのか！？｣
詩｢南道ニ．．．｣
賁｢っ！！｣
詩｢ダカラ、Aガ今、アソコノ将軍ヲ．．．｣
賁｢お、王宮にこのことはっ．．．｣
詩｢伝ワッテイル。｣
賁｢っ．．．｣
詩｢心配スルナ。Aガ、何トカナルダロウト、言ッテイタ。動クナ。広メルナ。｣
賁｢！．．．分かった。｣
王賁が中に入る。
ｷﾗｯ
賁｢．．．？｣
何か、光るものが目に入り、Aの髪に目を向ける。
賁｢髪飾りの．．．破片、か．．．？｣
それは、壊れた、ひとりでに砕けた髪飾りの破片だった。
賁｢(いつも、髪を解くのは寝る直前だった．．．今日はそもそも髪が下ろされて来ていたな．．．まさか、壊れたのか．．．？)｣
それから、数日後。
あの日から、Aは髪を下ろしたまま。
日が暮れ、雨が降り出す。
『．．．』
ザアァァァァァァアア
Aは一人、フードを被らずに外にいる。
柳｢！！．．．A様、｣
それに気付いた嘉柳が声をかける。
柳｢風邪を引いてしまいます。どうか中へ．．．｣
『．．．．．．柳、』
柳｢．．．はい。｣
『．．．蒼炎を、呼んで。』
柳｢ハ。｣
少しして、傘を持った蒼炎が駆けてくる。
炎｢こんな雨の中お外に．．．｣
傘にAを入れる。
炎｢は、早くお体を拭かなければ．．．｣
『蒼炎』
炎｢はい？｣
『．．．明日、"蕞" と言う城へ向かえ。』
炎｢蕞．．．南道の、咸陽目前の城ですよね．．．｣
『そう。明日、そこへ向かって。』
炎｢私が、ですか．．．？｣
『．．．うん。先程、鴉から伝達があった。』
炎｢！｣
『．．．そこに、政がいる。』
炎｢政．．．？｣
『．．．秦国大王、嬴政が。』
炎｢！！！？だ、大王様が！！？｣
『．．．内密にしろ。混乱を招く。』
炎｢は、ハ。｣
『．．．悪いが、死守だ。彼はこの秦国に必要な人間であり、私の友だ。』
炎｢！｣
『．．．頼めるか？私は、此処を離れられない。』
炎｢お任せ下さいませ。必ずや、お守り致します。
迫り来る愚者から、我が赤き炎刀で。必ずや。｣
『．．．頼む。』
蒼炎の目を、真っ直ぐに見て言う。
炎｢御意！！｣
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宵桜の館(プロフ) - 高木さん» 今のところ、誰オチとかは考えて無いですwありがとうございます！そうしてみようと思います！！ (2021年10月11日 21時) (
レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いーですね！連れて行くか連れて行かないでいーですよ(o^^o) (2021年10月11日 21時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - はい！この話鬼滅の話でてくるのすっかり忘れてました笑キングダム目線がいいですこれってオチとかいるんですか？ (2021年10月11日 21時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» ご意見ありがとうございます！！出すシーンと出さないシーンですか．．．いいですね！例えば、戦毎とかで連れていく連れて行かないとかですか？ (2021年10月11日 20時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» ご意見ありがとうございます！確かに．．．どうなることやらwwありがとうございます！ (2021年10月11日 20時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2021年10月5日 0時
