063 ページ13
『...とまぁ、鬼殺隊の説明はこんなものかな。』
賁「分かった。次はAの過去だ。」
『うん。
私は7つの時、育手に拾われ、そこから一年、怒涛の鍛錬の末、鬼殺隊に入るための最終選別を突破して、8歳で鬼殺隊になった。史上最年少。』
恬「だろうね。」
『...あ、鬼舞辻直属の強い鬼達、十二鬼月と呼ばれる鬼たちがいて、それは上弦の鬼・下弦の鬼に別れてる。
上弦の鬼に数えられる六体は、大体柱3人分の強さに匹敵するほど強い。下弦は、まぁそれよりかは弱い。めちゃ強いけど。』
恬「上弦・下弦はそーゆーことね...」
『うん。
...えーっと、柱になる条件って言うのがあって...それが、鬼の討伐数が50を超えること、階級が一般隊士で1番上の甲であること、十二鬼月のうちの一体を倒すことが挙げられる。
柱の多くは、階級が甲で、十二鬼月の下弦を倒すことで柱になっている。』
賁「ほう...」
『...9歳の時、私は上弦の陸と対峙した。一番下の陸とはいえ、柱でさえも、生きて帰られるか分からない、上弦と。』
恬「...」
『それで、激戦の末、大なり小なり傷を負ったものの、その上弦の陸を撃破した。それで、柱になった。』
賁「...」
『...その時に負った大きな傷の中に、この子宮の傷があった。その時から、私の子宮は使い物にならなくなった。』
恬「痛かったでしょ...」
『んー、あんまり覚えてないけど、今痛いから...』
賁「何事もないように話すから忘れかけてた。無理するな。」
『...うん。』
賁「する気だな。」
『...で、柱になって』
賁「...(おい...)」
『5年で、最終決戦、何百年と続いてきた鬼殺隊と鬼との、終わりの戦いになった。
その際、未確認だった上弦の壱のさらに上、上弦の零との戦いの末、この世界に飛ばされた。
不甲斐ないことに。こちらの世界に飛ばされた時、お館様は詩を伝って大丈夫だと、もう終わったと、ありがとうと、生きるんだよと伝えてくれたけど...不甲斐ない。柱最強の名が泣く。申し訳ない...』
Aが俯く。
賁「...よく頑張ったな。」
恬「そうだよ。まだ10歳にもならないうちから、そんな強くて怖い存在と戦っていたなんて...不甲斐なくなんかないよ、Aちゃんは。」
『っ...』
賁「我慢せず、泣いてしまえ。」
ポンッと、王賁の手がAの頭に乗る。
恬「そうそう。」
蒙恬の手は、Aの背に。
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» 今のところ、誰オチとかは考えて無いですwありがとうございます!そうしてみようと思います!! (2021年10月11日 21時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いーですね!連れて行くか連れて行かないでいーですよ(o^^o) (2021年10月11日 21時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - はい!この話鬼滅の話でてくるのすっかり忘れてました笑キングダム目線がいいですこれってオチとかいるんですか? (2021年10月11日 21時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» ご意見ありがとうございます!!出すシーンと出さないシーンですか...いいですね!例えば、戦毎とかで連れていく連れて行かないとかですか? (2021年10月11日 20時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» ご意見ありがとうございます!確かに...どうなることやらwwありがとうございます! (2021年10月11日 20時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2021年10月5日 0時