7 : 夢の中で響くif ページ8
長引いたA組の終学活でイライラするしんくんと、急かすゆりんくんいぶくんに連れられ、渡り廊下を駆ける。
階段を登って右に曲がってもっかい右、突き当るのはほとんど初めて訪れる視聴覚室。
「おじゃましまーす……」
恐る恐る立ち入るここが、軽音エレキ部がバンドごとに交代で活動場所としているところだった。
「お、しんくん可愛い子連れてんね」
ギターケースを抱えた長身の男のひとが、おどけたように言って見せる。
「おじさんくさいわ、Aこれけけさん」
「上北健です、一応３年生ね。えーとAちゃん……」
切れ長の瞳にじっと見つめられ思わず一歩仰け反ると、"けけさん"はポンと手を叩いた。
「あー生徒会役員の子だよね。俺確か君に投票したよ、アリシマさん？じゃんね。なんだっけ、書記？」
「わ、ありがとうございます！会計監査です、今年は副会長立候補してみようかなって」
先生に勧められるがままに入った生徒会執行部、ここにもまた癖のある人達が集まるのはまた、別の話。
「あっほんで遅くなったけど僕がkradness、
目が冴えるような髪色で爽やかに笑ってみせる、昨日ちらりと見たくらっどねすくん。
4、5、あと1人。
「なぁ、夏代はー？」
「しらんまいごじゃね」
「孝明さんはほっといてもオォーイとか言いながら勝手に出てくるでしょ」
あとひとり。ナツシロタカアキさん。
最後のしんくんの言葉にとなりのけけさんが吹き出した。
ここ座りなよ、とけけさんに促された白い椅子に腰掛けまだ馴染まない室内を見渡す。
「えっとー、Aちゃんは歌うの好き？楽器とかなんか出来る？」
「ソプラノリコーダーくらいしか‥‥‥、歌を聴くのは好きだけど私音痴なので」
「僕らだって別に楽器持って歌いながら生まれてきた訳じゃないよ」
ひょっこりと顔を出したいぶくんが茶化すように言う。
「はは、そーだよ入っちゃうか軽音部？」
「えへへ、いつかタンバリンが必要になったときにでも呼んで下さい」
ショーウィンドウ越しの褪せない夢はきれいで、遠い。
8：炭酸回路はじけてヒュルリら→←6 : ハートにないのサイダーが
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ちょすんぬ(プロフ) - コメント失礼します…！本当に久しぶりに占ツクに来ました。回転騎馬シリーズで大好きになって、狂ったように毎回見てました。wこんなに面白くて綺麗で泣いちゃうようなお話が書ける人がいるんだ…ってひたすら思ってました。本当に大好きです！新作も楽しみです…！！ (2017年3月20日 23時) (
レス) id: be01bf62af (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - どー。さん初めまして。いつもどー。さんの小説拝見しています。どー。さんの小説宇宙一大好きです。これからも素敵な作品を読ませてください。応援しています (2016年4月15日 12時) (レス) id: 9ddd929866 (このIDを非表示/違反報告)
どー。(プロフ) - 陽咲さん» ありがとうございます。うれしいぜ！！しんさんがしんさんしんさんしてしんさんできるしんさんの話にしていきたいです。ご期待に添えるようより一層努力致します〜！いえ〜い遺影！ (2016年4月4日 22時) (レス) id: 562bd5024d (このIDを非表示/違反報告)
陽咲(プロフ) - コメント失礼します、新作おめでとう。とても好きです、どーちゃんのあるおしやばいです。しんさんがしんさんしんさんしてるのをみると、ああしんさんだ！ってなります、物語の雰囲気、進み方、やっぱり全部好きです。無理せず更新頑張ってね (2016年4月4日 21時) (レス) id: dae68d49a9 (このIDを非表示/違反報告)
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