全てを語らない綺麗さ ページ3
何かを伝えること。これは文章においてとても大切です。
しかし、同時に「伝えないないこと」のバランスも大切なのです。
語らないことで「なになに? 気になる!」と想像を掻き立てます。
逆にグダグダ語ってると、綺麗さがばっさり消えちゃったりしてもったいないです。見づらくって読んでる方もいやになります。
例文捧げた心は、どこにも帰ってこなかった。星に果てたかどうかすら分からないが、月の傍で揺らめいているかもしれないと思うだけ。
燃えていた火が消えたことを「どこかへ行った」と言わないように、移ろったのではないのかもしれない。
それでも、湧き出る懐かしさには叶わずに。
「叶わずに……何??」ってなった方。そうです。これです。
「叶わずに、今日も夜を探す」とかだったら……それはそれでいいかもしれませんが、なんだかちょっと説明しすぎかなと。
あ、これ「叶わずに、今日も。」と終わってもいいかもしれないですね。
そもそもこの作品自体、「捧げた心」は誰に捧げたのかもわかりません。星に果てるっていうのも何でしょう? 死んだんじゃないの〜? いやただ単に会えなくなったんじゃあないかな?
……とまあこんな具合に。とにかく、いろいろ謎だらけなのです。
だからこそ、自由に思いを馳せることができるのです。ロマンですね。
全部いっぺんに語るのって面白くない ※思想強め→←好きなフレーズを書き写して
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作者名:ポリフェノール | 作成日時:2023年10月10日 18時