Fake modesty 24 ページ25
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狩屋「A？」
貴方「練習か？張り切っているな」
狩屋「試合が近いから。そっちは？」
貴方「塾終わり」
狩屋「へー、すげえな」
案外人は突然すぎると緊張しなくなるのかもしれない
自然と話せてる、良かった
狩屋「そうだ！練習付き合ってくれる？」
貴方「私が？」
狩屋「A以外誰がいるんだよ」
貴方「でも私、運動音痴……」
狩屋「やるっていてもパス回し。授業でやっただろ？」
貴方「まあ……」
狩屋「よっし、決まりだな！」
言われるまま下に降りる
そう言えば、ほぼ毎日通っている河川敷だけど、ここまで来るのは初めてかもしれない
川が静かに流れている音のみが鮮明に耳に入ってくる
私が降りると、彼は私にボールを渡してきた
狩屋「じゃあ早速始めるか！」
貴方「本当に良いのか？素人だぞ？」
狩屋「良いんだよ、一度Aとやってみたかったしな」
貴方「……分かった。行くぞ」
狩屋「いつでも来い！」
授業で習ったことを反芻する
利き足じゃない方の足を蹴る方向に向け、利き足の内側で蹴るって習った気がする
こないだの練習を見学した感じではこのやり方でパスしてる人はいなかったけど、とりあえず学校で習った通りにしておこう
ﾄﾝｯ
狩屋「……っと、ナイスA！」
ボールはゆるゆると進み、彼の元へ辿り着いた
彼はそのまま器用にリフティングを始めた
貴方「パス練習じゃないのか？」
狩屋「そうだった、よし、行くぞ！」
流石と言うべきか、私が蹴った時とはスピードも音も全然違う
とはいえ流石サッカー部といったところか、私の足元に当たっても全然足が痛くなかった
私が蹴ったボールをキャッチしたときもそうだったけれども、本当に狩屋はサッカーが好きなんだなと実感する
見学させてもらった時はすごいとしか思わなかったけど、1人のプレーヤーとしての彼と向き合うと、普段とは雰囲気が全然違うように思う
心なしか、普段よりもどこか明るい感じ
そんな彼とするプレイするサッカーは、体育でやった時よりもずっとずっと楽しいしおもしろい
と同時に
気づいてしまった
私が数日間考えていた、松風くん達とは異なる狩屋への気持ちの名前に
狩屋「A？」
貴方「……何でもない、行くぞ！」
狩屋「来い！」
貴方「……狩屋」
狩屋「んー？」
貴方「試合、頑張れ」
狩屋「とーぜん」
うん、決めた
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リセ - めっちゃキュンキュンしちゃいます(*≧艸≦)更新頑張ってください！！ (2014年5月6日 23時) (
レス) id: c49c424ef8 (このIDを非表示/違反報告)
Meow*(プロフ) - 真米ーチっ火ーさん» ありがとうございますっ(ノ)･ω･(ヾ) (2014年4月5日 19時) (レス) id: 4ae7e49a5f (このIDを非表示/違反報告)
真米ーチっ火ー - すみません投稿ミスしてしまいました…気を取り直してこんにちは。小説読ませて頂きました！面白かったですこれからも頑張ってください！！ (2014年4月2日 8時) (レス) id: bb90b1b8e3 (このIDを非表示/違反報告)
真米 - こんにちは (2014年4月2日 8時) (レス) id: bb90b1b8e3 (このIDを非表示/違反報告)
Meow*(プロフ) - ルンルンさん» あわわ…ありがとうございますっ！！ (2014年3月21日 9時) (レス) id: 4ae7e49a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meow* | 作成日時：2014年3月20日 23時
