人を斬る ページ2
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夕方
「やめろ、止めてくれ!!」
街の何処かで怯えた声で誰かに許しを乞う男がいた
「黙れ、下衆の分際で我が主達のことを影で愚弄するなど許される事だと思うのか?」
男の前にいたのは20歳を越えたかどうかぐらいの女だった
ただの女と一見見る人なら思うが、女の周りには血みどろになって冷たくなっている男が三人いた
そんなことを気にしないかのように、女は緋く鈍く光る刀を男の首筋にあて鋭い目つきで男を睨む
「に、二度と言いません!
もう言わないから…!!」
「もう遅い」
ズバンッッ!
「あ……」
女が刀を引くと同時に赤い直線の軌跡を描く
男は声を出すのを最後に、首から大量の血を噴き出し前のめりに倒れた
数秒たった途端周りから悲鳴と叫びが飛び交う
その中には妻とその子供らしき人が先程斬られた男に抱きつき涙を流し、嗚咽を漏らしていた
「あなたぁ…!!」
「とォ``ぢゃん``…!」
目の前にいる女は無表情にその光景を見て踵を返す
周りが恐怖と悲しみ、怒りを滲ませた表情で女を見るがさして気にしないかのようにその場を後にした
彼女の向かう先は
聖地マリージョア
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華月(プロフ) - タピオカさん» お褒め頂きありがとうございます!!ファンタジー小説を読んでこういう書き方が分かりやすいのかな?と試行錯誤してます。これからもよろしくお願いします! (2015年8月25日 20時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - 文才がすごいですね、尊敬します!更新ファイトです! (2015年8月25日 20時) (レス) id: 5d4b1ab893 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - misyou.goさん» おお…ナルトの作品だけでなくワンピースの作品まで…!本当にありがとうございます!頑張ります! (2015年8月6日 18時) (レス) id: f42ef30e33 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go(プロフ) - この小説面白いです!!更新頑張ってください!! (2015年8月6日 15時) (レス) id: 38e98ebc28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華月 x他1人 | 作成日時:2015年7月12日 23時