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モネ｢………ラナの気持ちはよくわかったわ。けど、若様はそれを許さないと思うの｣
ラナ｢なんで？ドフィはもう私に興味が無いし、いなくなっても気づかないよ｣
モネ｢それはありえないし、もし居なくなったと気づいたら何をしだすか………｣
ラナ｢………………モネ、私自由になりたい。外の世界を知って、海を眺めて、私なりの幸せが欲しい｣
モネは何も言わずにラナの隣に座り、そっとラナを抱きしめた。ラナはしばらく泣くと、泣き疲れたのか寝てしまった。寝たのを確認するとモネは4人がけのソファにラナを横に寝かせた。
モネはラナの頭を撫でながら若様について考えた。なぜ半年もラナに会いに来ないのか、もしラナの話を聞いたらどんな反応をするのか。
昨日までの数週間、取引をしにドレスローザを離れていた。若様はいつも通りだった。そう、ラナと会わなくなっていても若様にはなんの変化もない。まるで、ラナはもともと存在してなかったかのように…。ラナの事を聞こうにもそのチャンスがなかなかなかった。それに、少しでも気に触ることを言ってしまったら物理的に首がとぶ可能性がある。特にラナのことは。未だに若様がラナに何故会いに行っていないのか聞いた人はいないらしい。
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作者名：こた | 作成日時：2019年8月31日 2時
