part3 雪side ページ19
コンコンというノックと同時に霞兄が部屋に入ってくる。
霞「雪、体の調子はどうだ？」
そう言われ、顔をそらしながら答えた。
雪「さいあく...吐き気がひどいし...体中が痛いしかゆいし息が苦しい」
霞「拒絶反応か」
霞「わかった。ちょっと待っててくれ」
そう言って、パックを変え始めた。
霞「長らく同じ契約者の血しか飲んでこなかったヴァンプは輸血に拒絶反応を起こしやすい」
そう言って俺のおでこを触り熱を測った。
霞「熱が、かなり上がってるな...
血の吸収率も悪い。こんな状態じゃ傷の治癒もままならないだろう。」
雪「ねぇ何でさっきパック変えたの？」
霞「あぁ、二人とも入っておいで」
ドアの方でそう呟いたためそちらに目をやると
任務に出ているはずの二人がいた。
雪「どうしてここに」
霞「俺が呼んだんだよ。白銀との乱闘になるだろうからね。」
『うわぁ...大変そうだね雪。』
カルマ「久しぶり。」
霞「じゃあ二人は雪と話してていいよ。俺はまだ色々あるから。」
そう言って部屋から出ていった。
『傷の方は？』
雪「ナイフで刺された。あとは...」
『あ、うん。なんかわかったからいいよ。』
カルマ「拒絶反応？」
雪「長く千代の血しか飲んでなかったから。今は、落ち着いてるけど。」
『そう。なら良かった。』
雪「ねぇこれってAの血だったりする？」
『...ウンン、チガウヨ。ワタシノチジャナイヨ』
カルマ「それ、合ってるって言ったようなもんじゃん」
『何でよ！？違うって言ったじゃん！？』
雪「Aの場合の違うは、合ってるだから」
『おいカルマ...』
カルマ「俺は悪くないよね？」
雪「うん。まぁ...」
『雪の状態もあれだからそろそろ出るね。』
雪「待って、二人も参加するの？」
「『もちろん』」
そう答えた二人には、隠しきれない怒りの感情が浮かんでいた。
雪「...９年前と同じだなんて言わせない。必ず俺の手で千代を救い出す。」
______________________________
二人の過去編は、飛ばします。
＜まとめ＞
Aちゃんは、二人の状況を密かに見ていました。(誰が犯人でどうなったかとかは、霞さんから聞く。)そのときは、契約していなかったため、トラウマとかにもなってない。
ここから、チョコヴァンの人たちがめっちゃ出てきます！ご対面は、まだあとかなぁ〜と思ってますが、楽しいとこなので、更新が速くなるかも...
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リリィ - 分かります。私も寺坂の“え？あ、うんまだなの！？"好きですww (2020年12月28日 13時) (
レス) id: b7c72524e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - ハクトさん» すみませんm(_ _)mご指摘ありがとうございます。 (2020年7月19日 16時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
ハクト(プロフ) - 急にすいませんが設定のとこにあるカルマのところ〇〇の彼女になってます (2020年7月19日 12時) (レス) id: d523bafe46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年3月17日 21時
