最強カップル！？4 (ページ5)

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part3　貴方side ページ5

花を買い、校舎へ戻った私達、

烏間先生は、君らが渡した方が喜ぶだろって…

…この人全然気づいてないよ…
嘘だろ。

『(どーするよ？)』

杉野「(えーいなんでもいいから渡さしとけ。そっから先はなるようになれよ。)」

おい杉野ちょっと適当じゃね？バレるよ！？

カルマ「あのビッチが必要な戦力と思うならさぁ、烏間先生、同僚の人身掌握も責任者の仕事じゃないの？」

『私達が用意したのはナイショね。』

さりげなく口止め。烏間先生からネタバレとか終わるし、ビッチ先生ガチギレは怖いし。

悩んだようだったけど納得してくれた烏間先生。

烏間「わかった、俺が渡す。気遣い感謝する。」

外から中の様子を伺う私達。

ガラッ

と勢いよくドアが開くと入ってきたビッチ先生。

烏間「ちょうど良いイリーナ」

ビッチ「…カラスマ？」

烏間「誕生日おめでとう。」

と、驚いてくれたビッチ先生。
サプライズ成功で飛び上がって喜びたい…

ビッチ「あんたの癖に上出来よ。なんか企んでんじゃないでしょうね。」

と言いつつも嬉しそうなビッチ先生。

烏間「バカ言え、祝いたいのは本心だ。恐らくは最初で最後の誕生祝いだしな。」

ビッチ「何よ、最初で最後って」

ん？
なんかやばくね？

烏間「当然だ。任務を終えるか、地球が終わるかの2つに1つ。
どちらにせよあと半年もせず終わるんだ。」

と、勢いよく窓が開き、私達が聞いていたのがバレた。

ビッチ「……こんなことだろうと思ったわ。この堅物が…誕生日に花贈るなんて思い付くはずないもんね。」

愛美ちゃんの後ろにあった木に発砲したビッチ先生。

ビッチ「楽しんでくれた？プロの殺し屋がガキ共のシナリオに踊らされて舞い上がってる姿見て。」

慌てて否定するタコ。思いっきりスクープだ～とか思って写真撮ろうとしてたので無意味。

烏間先生の方を向き、

ビッチ「おかげで目が覚めたわ。最高のプレゼントをありがと。」

と、帰り際に花束を返し、鞄を持って、坂を下っていったビッチ先生。

殺せんせー「明日になれば冷静に話もできるでしょう。」

私は少し烏間先生に言いたいことがある。

『烏間先生、さっきの言葉ずいぶんと冷たかったけど、まだ気づかないんですか？』

烏間「そこまで俺が鈍く見えるか」

陽菜乃「えっ…」

烏間「非常と思われても仕方ないがあのまま冷静さに欠き続けるなら他の暗殺者を雇う。」

烏間「色恋で鈍る刃なら…ここで仕事をする資格はない。それだけのことだ。」

『…』