part7 カルマside ページ13
2人の間を抜け操作室に向かう死神。
追いかける烏間先生
殺せんせー「烏間先生！トランシーバーをONにして！！」
するとビッチ先生が自分の首についていた爆弾をとり、
ビッチ「…フン。
確かにカラスマも人間離れしてるけど…"死神(カレ)"はそれ以上…。このタコですら簡単に捕らえたのよ。」
前原「あの
ひなた「何でよ…仲間だと思ってたのに…」
二人の悩んだ顔を見せるが、俺は思った。
カルマ「怖くなったんでしょ
プロだプロだって言ってたアンタがゆる〜い学校生活で殺し屋の感覚忘れかけてて、俺ら殺してアピールしたいんだよ。"私冷酷な殺し屋よ〜"って」
地面に叩きつけられた爆弾
ビッチ「私の何がわかんのよ…。考えたこと無かったのよ！！自分がこんなフツーの世界で過ごせるなんて！！
弟や妹みたいなこと楽しくしたり、恋愛のことで悩んだり。そんなの違う。
私の世界はそんな眩しい世界じゃない。」
死神からの指令が入ったらしく、銃を持ち、ビッチ先生はドアから出ていった。
ビッチ「A、こいつらの監視を頼んだわよ」
『了解』
ビッチ先生が出ていって次に問題になるのは…
前原「(なぁカルマ…Aどうにかならねーのかよ)」
どうにかね…薬を盛られてるだろうから、それをA自信が抗えればいいんだろうけど。失敗したら俺らはお陀仏だしな…
渚「(契約…？をしてるんだよね？それでなんとか…)」
カルマ「(契約を使っても、この場合本人がどうこうしないと意味がないんだよ。薬の効果によるけど…)」
そういえば…殺せんせーが牢をなめたあの時、何でスイッチを押さなかった…？
薬の効果が…薄れ始めてる…？
俺は一か八かの賭けに出ることにした。
カルマ「A…おいで。」
契約を結んでいるため、本人の意思関係なくこちらへ来たA。
その表情は、初めてあったあの時の顔をしていた。
カルマ「ねぇA、殺せんせーが牢をなめてたあの時、何でスイッチを押さなかったの？」
俺の言葉にはっとする皆
相変わらず無表情のA
カルマ「あの時、操られてなにもかも"どうでもいい"と思ってるAなら押すと思ったんだけど。」
『…何が言いたい…？』
カルマ「もしかして押せなかった？俺らが死ぬのが怖くて？」
『…そんなわけないでしょ』
渚「カルマ君！！」
そう言って押そうとしたその手は…
震えていた…
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年6月27日 8時
