18話 貴方side ページ2
裏山でこっそりバーベキューをしているタコ。
そこに飛び込む莉桜。
バーベキューの網へ背中から行ったものの無傷だった。
殺せんせー「なっ…何て場所から落ちてくるんですか中村さん！！」
莉桜「…すっげー…あの高さからバーベキュー台に落下しても痛くも熱くもない。」
私達が身に付けているのは防衛省から届いた超体操着。
軍と企業が共同開発した強化繊維でできていて、
衝撃耐性、引っ張り耐性、切断耐性、耐火性などあらゆる要素が世界最先端。
超体操着は、ジャージよりも軽く、靴はすごく跳ねる。
さらに、
特殊な揮発物質に服の染料が反応し、一時的に服の色を自在に変えられる。
全五色の組み合わせで…どんな場所にも迷彩効果を発揮する。
肩、背中、腰は衝撃吸収ポリマーが効果的に守る。
フードを被り、エアを入れれば頭と首まで完全防備！
だから、危険な暗殺も無傷で実行できる。
殺せんせー「な、なんなんですか今日は！息つく暇もない！」
烏間「せっかくの新装備、手の内をさらすのは止めとけと言ったんだがな。
彼らがお前に見せたかったそうだ。」
そこには、タコのいた教室の外に集まる皆の姿。
寺坂「教えの答えは暗殺で返す。それがE組(ここ)の流儀だからな」
優月「怒られた後だしね、真面目に殺しで答えなきゃ。
約束するよ殺せんせー。私達のこの"力"は、誰かを守る目的以外で使わないって」
そういうと、嬉しそうに微笑むタコ。
殺せんせー「満点の答えです。明日からは通常授業に戻りますよ」
「「「『はーい』」」」
道中、ビッチ先生も一緒の下校。
杉野「すげえプレゼント貰ったな！ああいうのはテンション上がるな男子としては！」
ビッチ「女子のはね、私がデザイン案を出したのよ」
カエデ「ビッチ先生…」
ビッチ「カラスマのやつ男女同じ服にしようとしてたからさ、"女子はもっと体のラインを出しなさい"って」
と、見せてきたデザイン案。
番号が上がるごとに防御力が落ち、もうデザイン��は、ナメてんのかって感じだ。
ビッチ「アイツ本当女心わかってないから、結局私にはプレゼントもくれなかったし。」
というビッチ先生の顔は、ちょっとムスーっとしてた。…かわいいとか思ってないですよ？思ってないですはい。
ビッチ「あのタコでさえわかってたのに！あー！！思い出したら腹立ってきた！！」
と、私達を越し、ずんずん歩いていくビッチ先生。
『烏間先生がビッチ先生にプレゼントする理由って？』
ひなた「さぁ…？」
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年6月27日 8時
