part3 カルマside ページ9
死神「人質は多い方がいい。奴を確実に狩り場に引き込むために…場合によっては大量の見せしめがいる。
交渉次第では…30人近く"殺せる"命が欲しいところだ。」
岡島「でも今は殺さない、本当だな？」
俺らが反抗的な態度をとっても殺ったりはしないらしい。
それを聞いて正直安心した。
それを聞いて、奥田さんがカプセル煙幕、竹林が指向性爆薬をつけて、俺らは逃走した。
磯貝中心に歩いていると、スピーカーからの音声。声主は…
死神「聞こえるかなE組のみんな。君たちが今いるのは閉ざされた地下空間だ。外に通じる出口にはすべて電子ロックがかかっている。ロックを解く鍵は…僕の眼球の虹彩認証のみ。」
…つまり、俺らがここを出るにはあいつ(死神)を倒して開かせるしかないって訳ね。
死神「実はね、竹林くんの爆薬で逃げてくれて嬉しかったよ。これだけの人数の訓練を積んだ殺し屋たちを…一度に相手できる機会はほとんどない。君たち全員に…僕のスキルを高める相手をしてもらう。」
凛香「まるで…ゲーム感覚」
鷹岡のような単純な執念じゃない。
あいつの…死神の顔が見えない…
そこから、役割を三つに分けた。
Aチーム
戦闘
連絡役の茅野ちゃん以外はバトル要員。
死神や部下がいる可能性があるから積極的に探し見つけ次第一気に叩く。
他の班が敵とあった場合はこっちに連絡して挟み撃ち。
Bチーム
救出
パソコンをいじっていたAと、気絶していたビッチ先生を人質とされないため、助けに行く。
Cチーム
情報収集
寺坂を壁に各自で偵察と脱出経路探し。
防犯カメラは見つけ次第破壊。
律
各班への円滑な連絡
だが…
律「やる気しねぇ〜。死神さんに逆らうとかあり得ねーし。」
…
(((((無力化(ハッキング)されてる！！)))))
カルマ「A…」
渚「これ…Aさんが…？」
カルマ「多分ね、この短時間でここまでできるのはAぐらいだよ。」
マジで操られてるとなると…どうするかな…
磯貝「(警戒を忘れるな、散るぞ！！)」
A班
通路に隠れている俺たち
木村「(死神は必ず不意打ちで襲ってくる。)」
前原「(殺し屋って人種は正面戦闘は得意じゃない。多勢でかかればこっちが有利なのは経験済だ。)」
不意打ちを交わしてバトルに持ち込む。
みんなで一斉にスタンガンで襲いかかれば…必ず気絶に追い込める…！！
そのとき、
堂々と正面から…
姿さえ見えない…
雰囲気も操った死神が現れた…
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年6月27日 8時
