最強カップル！？3 (ページ36)

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part5　貴方side ページ36

実況「浅野くん1人でバランス崩さず守ってる！！E組は防御で一杯で棒を倒すどころじゃねぇ！！」

凛香「…やばい、詰みかけてる」

桃花「客席に散ってたA組も戻りつつある。このままじゃ取り囲まれてリンチだよ。」

殺せんせー「確かに、1人で戦況を決定付ける強いリーダー。彼が指揮をとる限りA組は負けない。」

『あ…！磯貝…』

防御をするも落とされる磯貝。

殺せんせー「磯貝くんはそういうリーダーにはなれないでしょう。なぜなら、彼は一人で決めなくてもいいのだから。」

すると、磯貝を土台に渚たちも懐に入った。

『え…守備は？』

カエデ「2人だけ！？」

『どうやってんの！』

竹林「梃子の原理さ。」

「て…梃子なのか？」

「梃子なら…そうなのか？」

『梃子って言っときゃ納得するみたいな感じになってるけど…』

殺せんせー「梃子です(^ー^)」

『そんな感じするようなしないような…』

あれ、なんか竹林が煽ってる？珍し。

浅野は増援によりまったく指示が出せない状態。
しかし、A組の防御も戻りつつある。
そんなとき…

磯貝「今だ！！来い！イトナ！！」

殺せんせー「ヌルフフフ、秘密兵器は最後までとっておくものですね。」

…顔がゲスいよタコ。

カエデ「Aも、ゲスい顔してるけどね…」

『最近ポーカーフェイスを頑張ってるんだよね。うん。…頑張ろ』

今のところ成果なしだわ

カエデ「あっ！！」

と言うカエデ。皆の方を向くと、イトナが、棒を倒しているところだった。

『…勝ったー！！！』

「「うるさい」」

『いいじゃんか喜んでも…』

最近皆の私への扱いがひどい件について…

体育祭も終わり、片付けをしていると出てくる浅野。

前原「おい浅野！二言はないだろうな？磯貝のバイトのことは黙ってるって」

浅野「……僕は嘘をつかない。君たちと違って姑息な手段は使わないからだ」

((((よ…よく言うぜ。山ほど姑息を使っといて…))))

眉間にシワを寄せた浅野に話しかけた磯貝。

磯貝「でも、さすがだったよお前の采配。最後までどっちが勝かわからなかった。また、こういう勝負しような！」

そう言って手を差し出す磯貝。

しかし、

スッと抜けて、今度は破滅に追い込む。そう言った。

寺坂「けっ、負け惜しみが」

莉桜「いーのいーの。負け犬の遠吠えなんて聞こえないもーん」

この雰囲気がどこか本校舎の人たちと似ていた。

『…』

E組がなにか過ちをしてしまいそうなそんな気がした。