最強カップル！？3 (ページ28)

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15話　貴方side ページ28

「「「ジャ、ジャスティス！？」」」

…は？

教室の前に立ち、ドアを開けようとしたら聞こえたワード。

『ジャスティスってなに？』

カエデ「あ、Aおはよ！木村くんの名前がジャスティスなんだって！」

『…正義(まさよし)じゃないの？』

木村「いや、皆武士の情けで“まさよし”って読んでくれてんだ。」

『…ジャスティス…』

キラキラネームってたまに聞くけど、こんな近くにいるとは…

木村の両親はどうやら警察官らしく正義感が舞い上がってつけられた名前らしい。

綺羅々「そんなもんよ、親なんて」

木村が落ち込んでいる中声をかけたのは綺羅々だった。

綺羅々「私なんてこの顔で綺羅々よ？綺羅々っぽく見えるかしら？」

背後に黒いオーラを放った綺羅々。
なんか皆さん最近怖くないですか？

カルマ「なんの話？」

突然背後に来たカルマ。怖いわ。気配どうした。ちゃんと気配持ってきなさい！置いといてどうすんの！

『皆が自分の名前に不満だ～って。』

カルマ「ふ～ん…大変だね～皆。へんてこな名前つけられて」

『そうだね…ん？』

お前の名前はどうなの？

クラス全員が驚きを隠せない様子。そんな中カルマは平然と答えた。

カルマ「あー俺？俺は結構気に入ってるよ。この名前。たまたま親のへんてこセンスが子供にも遺伝したんだろーね」

『…さすが中二by「ん？」なんでもないです。』

…中二病はほんとじゃん。

すると、どこからともなく現れたタコ。

殺せんせー「先生も、名前については不満があります」

…そういえば、誰がどうやってこの名前にしたんだろ…？

杉野「なんだよ、殺せんせーは気に入ってんじゃん。茅野がつけたその名前」

『カエデがつけたの！？』

カエデセンスいい！

殺せんせー「えぇ、気に入ってるから不満なんです。未だに三名ほど…その名前で呼んでくれない者が…」

ギクッ

烏間先生とビッチ先生が、肩を微かに動かした。

カエデ「そういえば、Aも殺せんせーって呼んでないね？」

『そうだね。』

殺せんせー「そうだねってなんですか！？折角、茅野さんがつけてくれたんですよ！？呼んでください！」

まだ呼ぶ気にはなれないな…。

殺せんせー「烏間先生なんて私を呼ぶ時“おい”とか“お前”とか…熟年夫婦じゃないんですから」

わざとらしく泣くふりするタコ。
何やってんの…？

ビッチ「いい大人が“殺せんせー”なんて、正直恥ずいし」

というのが呼ばない派の意見。

すると桃花が、提案した。