最強カップル！？3 (ページ26)

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part3　貴方side ページ26

カルマ「A、俺と紅血の契約してるからって自分の命軽く考えてるんじゃない？」

『え？』

カルマ「確かに契約してればそう簡単には死なないよ？でもさ、毎回傷だらけのAを見る俺の気持ちにもなってよ。毎回助けられる訳じゃないんだからさ、もっと自分を大切にしてよ。」

カルマのその表情は悲しさと悔しさで溢れていた。

『わかった…』

カルマ「絶対ね。」

そう言って二人で微笑んだ。

前原「おーいそろそろ戻ってこーい…」

という前原の声で皆がいることを思い出した。

杉野「さっきまで皆がいるから～とか言ってたのにこうも二人の世界へ飛んでいけるとは…」

カエデ「普段見れないAかわいかったよ！」

というけど確実にカエデの方がかわいいと思いません？

磯貝「とりあえずイトナの事を先に考えないとな…」

『…すみません。』

なんか正論過ぎてなにも言えないわ、ほんと。

皆は改めてイトナの方に視線を向ける。

先ほどの縄のせいか触手はただれて、黒くなっていた。

メグ「…殺せんせー、この触手は後天的に移植されたんだよね？なんとか切り離せないかな？」

殺せんせー「触手は意志の強さで動かすものです。糸成君に力や勝利への病的な執着がある限り……触手細胞は強く癒着して離れません。そうこうしている間に肉体は強い負荷を受け続けて衰弱してゆき、最後は触手もろとも蒸発して死んでしまう」

優月が言うには、イトナはここらの携帯ショップの社長の息子らしい。一昨年倒産してイトナを残して雲隠れしたんだって。

それを聞いた寺坂が口を開いた。

寺坂「ケっ、つまんねー。それだけでグレただけって話か」

おいちょいと待て、雷火さん並みのKY発言じゃないですか？え"、もしかしてKY移った？

カルマ「A、顔がうるさいよ？」

『顔がうるさいってどういう意味ですか？』

カルマ「そのまんまの意味です。」

『どやって言われるとなおさらムカつく。』

渚「2人とも、そろそろもどって来なよ…」

と、呆れ顔の渚が目に入ったので戻ってきました。

寺坂「皆それぞれ悩みあンだよ。重い軽いはあンだろーがよ。俺等んとこでコイツの面倒見させろや。それで死んだらそこまでだろ」

ちょいと無責任じゃござせんかえ？
…最近口調が迷子だよね。
＜作＜マンガのせいです＞＞
…だそうです。

思いっきり無責任発言した寺坂は怪我人のイトナを連れて歩いていった。