part4 カルマside ページ4
Aが、なにかを言ったような気がして、後ろを振り向いた。目に写ったのは、なにかを嗅がされ、気を失ったAと、佐間田颯だった。
カルマ「待てっ！」
追いかけようとしたが、さっきまで戦っていたやつらに阻まれ、なかなかすぐに駆けつけることができなかった。
A…守るって決めたのにっ！
自分への怒りで戦い方が雑になっていたんだと思う。隙をついて攻撃をしてきたらしく、きれいに避けきることができなかった。かすめた腹の方から血がにじみ始めた。幸い、傷はそう深くなかったらしいので、血を硬化して出血をとめた。
数分後、殲滅できたので急いで、Aの方へ向かった。
そこには、血を抜かれたのか、顔が白くなっているA。こちらを見てウザく微笑む佐間田颯がいた。
カルマ「Aに何をした！」
颯「血を頂いただけだよ。皇妃の血は、高く売れるからね。」
カルマ「血を売るなら自分のでしろよ！」
颯「俺はね？篝月に恨みがあるんだよ。だから、ちょっと利用させてもらったよ。」
カルマ「利用？」
颯「この子にはね、貧血の回復を遅らせる成分と吸血された場合自分の血が毒となるように薬が入れられてるんだ。ヴァンパイアの吸血欲は、もって3日。その間に解毒剤を作るのは不可能だろうね。」
カルマ「…は？」
颯「その子は、持って帰っていいよ？もう用済みだから」
カルマ「…俺らは、お前の思惑通りには動かない。」
颯「俺は捕まってもいんだよ。篝月が崩壊するのを見られればね！」
カルマ「じゃあ、崩壊させねーよ。篝月は」
颯「出来るといいね？」
_______________
本人の言った通り、あいつはあっさりと捕まった。抵抗はしなかったらしい。
俺は急いで篝月へと戻り霞さんに解毒剤を作るように頼んだ。幸いに、増血剤が一定時間効くため、Aにそれを飲ませた。
数時間後
『ん…』
カルマ「A!？」
『あ、カルマ…』
カルマ「寒くない？」
『うん、どのくらい時間経った？』
カルマ「8時間ぐらい」
『私なんか薬入れられたんだけどどんなやつだった？』
カルマ「貧血の回復を遅らせる成分と吸血された血が毒となるように薬が入れられてる。増血剤が一定時間しか効かなくなってる。」
『わぁーお…通りで頭がいたいわけだ…』
カルマ「ごめん…守れなくて…」
『え？守ってくれたじゃん。』
カルマ「え？」
『私がここにいるってことは、カルマが助けてくれたって訳じゃん？』
中途半端でm(_ _)m
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シロネコ(プロフ) - ごめんなさいm(_ _)m付け忘れていました…教えてくださり、ありがとうございます！ (2020年4月25日 10時) (
レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
a - タグ付けないんですか？ (2020年4月25日 2時) (レス) id: 42ae005bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロネコ | 作成日時：2020年4月22日 23時
