Part2 ページ2
ガリ勉: やぁ、神崎くん。
この間の小テストどうだったの？
満: 悪くはない
ガリ勉: 神崎くんって、
塾とか行ってないのに成績良いよね。
羨ましいなー
満: ちゃんと家で勉強してるよ。
特にやる事もないし
ガリ勉: それでもスゴイと思うけど。
僕も家で勉強出来たら、
塾なんか行かなくて済むんだけどね
この間なんか、塾行く途中で
他校生にカツアゲされて
大変だったよ
梓沙: カツアゲ！？
大丈夫だったの？
ガリ勉: え！？ あ、うん……
天の助けがあったというか……
へへ
満: 何があったか知らないけど
何事もなくて良かったな
ガリ勉: う、うん……
次は窓側に1人で立っている
男子に声をかけてみる。
ぼっち男子:神崎と新岡さんって
仲良しだよな。
やっぱり付き合ってるの？ クソが
梓沙: お、幼馴染だから
仲良いだけよ！
別にそんなんじゃ……
ぼっち男子: そっか。
神崎って俺と同じで
いつも一人だから。
ぼっち仲間だと思ってたんだ。
先を越されたと思って
正直焦ったよ
満: ぼ、ぼっち仲間……
梓沙: じゃあ、ぼっち同士で
友達になればいいじゃない？
ぼっち男子: なんだと！？
その考えは無かった！
どうする？神崎
満: どうするって……なんか嫌だ
ぼっち男子: ガーンΣ(￣□￣|||)
梓沙: ダメだったね。ドンマイ！
次は黒板側の扉にいる
女子2人の話を聞く。
イマドキ女子1: 見て！響也くん、
隠し撮りしちゃった！
顔良し、頭良し、性格良し。
彼と比べたら他の男なんか
盛りのついたゴリラよ
イマドキ女子: 響也くんも良いけど、
私は進くんの方が好み。
少し悪そうな感じが
タイプなのよね
イマドキ女子1: マジで？
私は康平くんみたいな
落ち着いたタイプがいいわ
イマドキ女子2: あんた意外と
静かなタイプ好きだよね。
隼人くんみたいに賑やかなのが
好きだと思ってたけど
イマドキ女子1: うーん、
あれは弟ってかんじ？
やっぱりクールな男のほうが
魅力的よ
イマドキ女子2: えー！
でもさー……
白熱した女子トークが
繰り広げられている。
梓沙: ああなったら誰にも
彼女たちを止められないわ。
向こう側のドアから出ましょ
そして、やっと先生に
プリントを渡す。
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作者名：柊 梓 | 作成日時：2016年6月19日 14時
