【HQ】月に１度しか会えないアイツは、田中の妹だった【黒尾鉄朗】

23話「少女漫画のヒロイン(気分)」 ページ25

．




貴方「あの、え、どういう事ですか…？」

黒尾「ごめん、ちょい静かに」



黒尾さんはドアを睨みながら、外の音に耳をそばだてている



……



…いや、え…


どういう状況…！！((



貴方「あの、ここ私の部屋…」

黒尾「しーっ」



そう言って黒尾さんに口元を抑えられる



貴方「んぐ…っ!?」



念を押すように、黒尾さんはもう一度口に手を当てて「しーっ」と言った



．




黒尾「行ったか…？」


しばらくすると、黒尾さんは私の口元から手を退けてくれた



貴方「ぶふぁ！！何するんですか！」

黒尾「わりわり、Aサンの兄ちゃんに追っかけられてて」



龍兄ぃ…また黒尾さんのこと困らせてるのか( º言º)



貴方「いつもすみません…」

黒尾「いやいや俺はヘーキよ。…それよりAサンに久々に会えたから話したくてさ」

貴方「話…ですか？」



確かに会うのは一ヶ月ぶりだし、電話でちょっと通話はしたけど


ちゃんと話すの久し振りだな…



…あれ、ちゃんと話したことあったっけ…？((





黒尾「Aサン、会わない間元気だった？(ﾆｯ」

貴方「……っ//」




ﾄﾞｷｯ






黒尾「…？」

貴方「あっ、えと…すんごい元気でした…！」




不意に黒尾さんが眩しいくらいの笑顔で笑うから


私の頭が一瞬動かなくなった




これも久々に会ったせい…？




黒尾「そりゃあ良かった…てかボール、頭にぶつけたって言ってたけど、それはもう平気？」

貴方「はい！ばっちり治りました(b･ω･)b"」

黒尾「ん、良かった良かった。次からはちゃんと気をつけてな」




そう言って黒尾さんは

私の頭を2回、ぽんぽん と優しく撫でた



貴方「っ…！//」




黒尾「やべ、練習まで時間ねーな…ごめんAサン、俺そろそろ戻るわ。また後で(ﾆｯ」

貴方「は、はい！」




バタン





貴方「……///ｶｧｯ」



頭ぽんぽん…少女漫画でしか見たことないやつ…！


どうしよう、すごいドキドキして…
顔も熱い…




貴方「なんかなんか……





少女漫画のヒロインになった気分だぁあ(´艸｀*)」←



ヒロインってこんな気持ちなんだ…

ドキドキしてふわふわして



胸がキュンとする！！少女漫画すごい！！！←違う



貴方「ふふ…ふふふ…」




その後私は、しばらくヒロイン気分の余韻に浸り

慌てて練習の準備をする事となった……





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更新遅くなってすみません(＠_＠;)

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