EP.72-3 ページ17
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SJ「てか俺にそんな態度でいいわけ？彼氏さんの知らないAの昔の話とか話しちゃおうかな〜」
「え、余計な事言わな...、わっ、..！」
彼の口元を慌てて両手で塞ごうと背の高い彼に合わせて背伸びしたAちゃんは酔いが回っているのもあり慌てた勢いでバランスを崩し彼に体重を掛けるようにぶつかる。
「ご、ごめ..」
慌てて謝るAちゃんに彼は"そんな焦んなくても最初から言うつもりないから"なんて笑っていてぶつかった事に関しては全く気にも止めていなかった。
JN「.......」
Aちゃんがよろけた時、転ばないようにとさり気なく自分の方へと引き寄せたのは僕は見逃さなかった。多分、...いや絶対に彼は幾度となく酔ったAちゃんを見てきたんだろう。そう思うほどに彼の自然な対応に敗北感にも似た感情を抱く。
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JN「Aちゃん、もうそろそろ..」
「あ、はい。...じゃあソジュン、私達はこれで」
そんな言葉でしか彼とAちゃんの会話に割り込めない事が悔しい
SJ「ああ、」
案外あっさりした挨拶を済ませる2人の姿にいつでも会える関係だと勘ぐってしまい変な焦りを覚えた僕はAちゃんの腕を掴み自分の方へと引き寄せる
JN「....行くよ」
「あ、はい」
"じゃあね"と手を振ったAちゃんに続いて僕も彼に会釈をして車の方へと歩き出す。
JN「......」
今まで考えていなかったけどAちゃんにだって男友だちが居て当然だし、前の会社でだって親しい人が居るのもおかしくない。もっと言ったら交際経験だってあるだろうし......。Aちゃんの事を誰よりも分かっていたつもりだったからこそ彼、ソジュンさんの存在に危機感を覚えた。
JN「(Aちゃんの彼氏は僕なのに...)」
今日は友だちに自分がAちゃんの彼氏だと挨拶したいと意気込んでたばかりなのに"Aちゃんの彼氏"というだけじゃ何処か物足りなくて堂々とAちゃんの隣に立てる絶対的なものがほしいと強く思った僕は急ぎ足で車へと乗り込んだ。
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MM(プロフ) - りっちゃんさん» コメントありがとうございます！これからも楽しんで頂けるよう頑張ります:D (2022年5月7日 9時) (
レス) id: fae130da9f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - すごく面白いです！！更新楽しみにしています(^^) (2022年5月2日 0時) (レス) @page30 id: fca1d66de7 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - a7iamsohappysmpさん» コメントありがとうございます！EP76は今後の展開に重要な話になっていたのでとても慎重に考えました。書いては消しての繰り返しで..前回の更新から1ヶ月が経ち、心が折れながらも書いた話だったのでそう言って頂けて凄く嬉しいですTT。頑張ります！！ (2022年4月18日 0時) (レス) id: 818bd85fd3 (このIDを非表示/違反報告)
a7iamsohappysmp(プロフ) - ちょっとハラハラしましたが、素敵な展開ですね！続き楽しみにしてます。 (2022年4月17日 13時) (レス) @page30 id: a0daac40fc (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - 三木ちゃんさん» コメントありがとうございます！教えて頂きありがとうございます。お知らせページにIDだけじゃなくURLを記載しようと思います！お手数お掛けし申し訳ないです。本編の更新も頑張ります！ (2022年4月3日 11時) (レス) id: 818bd85fd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MM
| 作成日時：2021年12月30日 20時
