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収録が終わって、
木下さんの運転する車で家へ帰る。
4時間の収録で疲れたのか、
隣でぐーすか寝てるのんちゃん。
一方の俺は、
Aに会いたくてウズウズしとる。
すると、持っていた携帯が鳴って、
Aから連絡が来た事が分かる。
A突然仕事入っちゃったから、会えんくなった…
Aほんまごめんな…
Aあ、仕事お疲れ様
……悲しい。
Aに会うために今日頑張ったのに、
会えへんとかもう…あかん…
1人になったら孤独死してまいそう…
それを察したのか、
運転席の木下さんは、
「 小瀧ん家で飲むか 」って、
当の本人聞いてへんのに、勝手に決めてた。
のんちゃんのマンションに着いて、
ユサユサと揺らして起こすと、
ちょっと機嫌悪そうに起きた。
「 のんちゃん、このあと予定は? 」
小瀧「 んー?なんも入ってへんけど… 」
「 家行ってもええ? 」
小瀧「 あー…おん、ええけど 」
「 よっしゃ、決まり! 」と言わんばかりに、
木下さんが勢いよくドアを開けて、
のんちゃんを引っ張り出した。
寝起きののんちゃんは、
ボーッとしてて、全然冴えてなくて、
あほみたいに指示に従ってくれる。
「 鍵出して? 」
そう言ったら鍵を出してくれるし、
「 グラスある? 」
そう言ったらグラスを出してくれる。
グラスをテーブルに置いたとこで、
のんちゃんはソファで寝てしまった。
グラスにコンビニで買ったビールを入れて、
木下さんと乾杯して飲む。
俺はギリ飲める歳やけど、
のんちゃんは飲めへん。
俺らが飲んでる度に、
「 ええなぁ〜 」って見てくる。
「 あと1年や 」って言うと、
ぷくっと頬を膨らまして、そっぽを向く。
そんなとこも、かわええのんちゃんです。
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も え(プロフ) - かみやマン☆さん» コメントありがとうございます! こんな奴が書いてるお話です(笑) これからもよろしくお願いします! (2017年3月31日 22時) (レス) id: 7801df444e (このIDを非表示/違反報告)
かみやマン☆ - 楽しんで読めました!あと、作者さん面白いですねw私的ツボですw (2017年3月31日 18時) (レス) id: 59e316a2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作成日時:2017年3月23日 18時