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電車でガタンゴトン揺られる。
事務所に入ってすぐは、こんな感じやった。
仕事終わったらさっさと大阪帰ってたし、
高校卒業してからは、ずっとこっち。
時が過ぎると共に、
仕事も忙しくなっていて、
気付けば木下さんがマネージャーになってた。
元々知ってた人やったし、
めちゃくちゃ嬉しかったの覚えてる。
それからはめっきり車で、
電車に乗ることが少なくなっていた。
たまにはええかな…電車も…
「 帰らへん？って言うたけどさ、家に来てくれん？ 」
A「 おん、別にええけど 」
Aの手を取って、
最寄り駅からマンションまで歩く。
その間の会話は、寂しいけどない。
マンションに着いて、部屋に入り、
靴を脱いでいるAを、後ろから抱き締めた。
「 痛い、痛い 」って言ってたけど、
そんなんお構い無しにキツく抱き締める。
A「 なんや、今日も甘えたさん？ 」
「 ちゃうねん…今日は… 」
抱き締めていた腕を解いて、
Aをこっちに向かせたら、
そっと膝をついて、小さな箱を取り出す。
その中に入っているのはもちろん、
Aみたいに綺麗な、シルバーリング
「 結婚してください 」
緊張しながらも、ドストレートに言った。
回りくどく言ったら、鬱陶しがられるだけ。
「 そない高価なものやないけど、俺からの気持ち、受け取ってください 」
A「 はい… 」
「 …ほんまに！？ほんまにええの！？ 」
A「 むしろ、智洋じゃないと嫌やわ 」
ニカッと笑ったAは、
飛んで喜んで、俺に抱き着いてきた。
ほんまにかわええこの子、
今日から俺の、奥さんです。
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も え(プロフ) - かみやマン☆さん» コメントありがとうございます！ こんな奴が書いてるお話です(笑) これからもよろしくお願いします！ (2017年3月31日 22時) (
レス) id: 7801df444e (このIDを非表示/違反報告)
かみやマン☆ - 楽しんで読めました！あと、作者さん面白いですねw私的ツボですw (2017年3月31日 18時) (レス) id: 59e316a2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ
| 作成日時：2017年3月23日 18時
