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74. ページ26

後ろからゴブリンどもの襲撃……あんな雑魚共をよこすなんて……随分と舐められたものだ……
かと言って私がここで抜けたら危険だ
いや……オーターさんやライオさんがいる。さっきも言った通り私の魔力を渡せば何とかなるだろう
幸い私には霊力、神力、帝オーラがある。霊力に関しては無限だ
帝オーラは使い時を見謝れば終わりだ

ズガッ シュゥゥ

「!?オーターさん何をッ」

オーター「ここは私に任せろ」

……あの怪我で?……無謀にも程がある。仕方ない……ここは私の魔力を渡してから行くとしよう……

オーター「最も合理的だと判断しただけだ。行け」

レイン「行くぞお前ら……!!」

ドット「オーターさん!!死なないでくださいね!!俺達、オーターさんから股色んな事教わりたいんです!!」

オーター「……ドット・バレット、ランス・クラウン……三男相手に、よく頑張ったな」

ドット「信じてるんで!!」

「……」

ランス「チアキ、行くぞ」

「……お前らは先行け。僕はオーターさんに渡す物がある…今じゃないと意味が無い…安心しろ。すぐに追いつく」

ランス「……ちゃんと来いよ」

……さて……こんなでかい穴開けて何がしたいんか……まぁ良いか……オーターさんに魔力だけ渡そうと思ったが、死なれちゃ困るし……神の加護を付けてやる

ブンッ

ガキィン!

オーター「!なぜお前が居る……チアキ」

「たかがゴブリン共に袋叩きにされるなど……神格者としての名が廃れるな。まぁそんな事はどうでもいい……オーター・マドル。お前に神の加護をさずけ、私の魔力を与える」

ピカッ

オーター「な…なぜ……そこまでする」

……なんでか……理由なんてないが……理由をつけるとしたらそうだな……

「お前は僕と違って周りから信頼されている…そんな奴が、こんな奴らに負けるなど……私が許さん」

オーター「!」

「それに、お前にはワースが居る……弟残して死ぬなんて絶対にするな。残された側の気持ちを考えろ」

オーター「……そうだな…お前の言う通りだ……この戦いが終わった後、その話し方等について色々聞かせてもらおう」

「……気にする所そこじゃないんだけどな……まぁ良い……ただし全て終わったらだ」

よし……魔力は加護を付ける時一緒に流し込んだ。なるべくオーターさんの魔力と合わせて流したから違和感は無いはずだ
……私の魔力を無駄遣いするなよ

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作者名:猫ちゃ 低浮上過ぎの馬鹿 | 作成日時:2024年2月11日 18時

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