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ウォールバーグ「確かに彼は魔法が使えない…素行もあまり良いとは言えん…学がある訳でもない。じゃが、人の心を動かす不思議な力を彼は持っておる。彼のような者がこの世界の認識を変えると、ワシは信じとる。勿論それだけでは無い…これまで魔法の使えない者は劣等種としてさてれきた…」

……僕みたいな感じかぁ……なんで人は魔法不全者を劣等種呼ばわりするんだろ……確かに中には良い人が居るとは言えない人もいる
でも逆にマッシュのような人も居るという事を、なんで考えないんだろう……やっぱり馬鹿だね←いきなり罵倒

ウォールバーグ「じゃがワシはその不当な扱いを些か疑問に思う。価値観は歴史と共に更新されるものじゃ…しかし価値観を一新する事には勇気がいる。今までの非を認めなければいけないからのう」

ウォールバーグ「とは言えじゃ…間違っている事は間違っているのじゃ」

オーター「……ウォールバーグさん。いくら貴方とはいえ、自分の思想を押し付けようなんて…」

コッ

レイン「俺からもお願いする」

わぁなんて以外な人が……まぁそうだろうねーだってマッシュのおかげでフィンは助けられたんだし、シスコン気味なレインからすれば保護対象になる訳だ……←

オーター「考え直す必要など無い…魔法不全者は処分すべきだ。貴方達は感情ばかり優先して合理性に欠ける」

ブレス「…私も…貴方と同じ考えだ…魔法不全者は排除すべき…我々の魔法の力は神に与えられた特別な物。そして魔法の使えない者は冷遇されて当然。彼らは我々人間と同じでは無いからだ」

ブレス「しかし、その魔法不全者に私は命を救われた…頭では規則通りにと分かっている…無責任な判断だと思われても致し方ない。だがこの件を一任されたのは悪魔で私…どうか彼に、猶予を与えて貰えないだろうか」

……こりゃ驚いた……初めは処刑賛成派だったおじさんが……まさかこっち側になるなんてねぇ……

スッ…

「……魔法不全者を処刑となるなら……僕もそうなるね」

ソフィナ「何故そうなるのですか?貴方は魔法が使えるじゃない」

「僕はね、元魔法不全者なんだ…親に勝手に実験台にされて、無理矢理魔法を使えるようにされた」

その場にいる人-チアキ「!?」

「……これは同情でもあるし、マッシュの友達だから言わせてもらう…どうか、マッシュに猶予を与えてください」

本当は神格者達にお願い事をするのは嫌だ。でもこれはマッシュの為だから…

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作者名:猫ちゃ 低浮上過ぎの馬鹿 | 作成日時:2024年1月29日 22時

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