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『……グク、なんで、』
「…迎えに来たんだけど。」
『…あ、』
そっか。グク、優しいから。私のこと待っててくれたんだ。
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「……A、この人は?」
『あ、そっか!会うのは初めてだね。ミンユンギ先輩!』
「……あぁ。」
グクにいつもユンギ先輩かっこいいかっこいい叫んでたから、覚えてたかな。恥ずかしい。
そんな先輩に軽く会釈するグク。
それに、ユンギ先輩も、どーも、と小さな声で返した。
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けど、どうしよう。ユンギ先輩に送って貰うつもりだったけど、グクもせっかく待っててくれたんだし。
なんて悩んでると、腕を引かれた。
『っわ、』
「もう終わったよね?帰ろ」
『あ、けど、』
「なに?」
うわ、めんどくさそうな顔。いや、けどね。1回グクの手をはらって、ユンギ先輩に駆け寄る。
今日のお礼言わなきゃ。
『今日も親身に相談のってくれて、ありがとうございました…今日は友達に送ってもらいます、』
ご迷惑だろうしね、やっぱり。
そう言ってぺこ、と頭を下げた。
「…ならいいけど。気をつけて帰れよ」
『はい!お疲れ様でした!』
お疲れ、と笑うユンギ先輩を見送り、グクの元へ。
『ごめんグク、待たせて、』
「別に」
ほら、行くぞ、とグクが私の手を引いた。その手は、冷たかった。
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「ほんと物好き」
そんな声が聞こえた気がした。
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ちむたろう(プロフ) - さきさん» えぇ、嬉しすぎます!さきさんのストライクゾーンを無事射抜けたようで嬉しいですふふふ!(⌒-⌒)「?」本当に気に入って頂けたみたいで嬉しいです!ありがとうございます.......!! (2020年3月10日 16時) (レス) id: 480aaa9b57 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ところどころ、「?」につながっているところとかこの犯人が誰かわからない、ちょっと身震いしそうな物語マジでストライクゾーンです。素敵な作品ありがとうございます!!もう私の頭からはストックホルム症候群は離れそうにないです(( (2020年3月9日 22時) (レス) id: 71073e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたろう(プロフ) - いつきさん» いっちゃん…あんた嬉しい事言って…!!!(誰だよ ありがとう!そんなふうに言ってくれて嬉しい!!更新頑張るよ!最後に言わせて、すき(はーとはーと) (2020年2月18日 23時) (レス) id: 4df5af503c (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - すごい引き込まれています…凄すぎます。毎日毎日更新される通知が来るたび見ています、本当に大好きな小説です…。これからも応援しています、頑張ってください( ; ; ) (2020年2月18日 23時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたろう(プロフ) - さくらんぼさん» さくらんぼさん!『最後の手紙』、大好きです!(●´▽`●)コメントありがとうございます!嬉しいです!ユンギさんですか…!ふふ、最後までお付き合いくださいね(¯v¯)!素敵なコメントありがとうございました! (2020年2月18日 22時) (レス) id: 4df5af503c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uni x他1人 | 作成日時:2020年2月15日 17時