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その名前を聞いた瞬間、ヒョンが部屋を飛び出していった。
嵐のような時間が過ぎ、一人部屋に取り残された僕は、ただただ呆然としていた。
「…
ストーカーって、…なんだ？」
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確かに今まで、Aちゃんに近づきたくて、ユンギヒョンの真似をしたり、バイト先にまで押しかけたりはした。
けど、それだけだった。
さっきユンギヒョンが言っていたあの気持ちの悪い話には、一切覚えがなかった。
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「…けど、どうしよう。口外するなって言われてたのに、ユンギヒョンに言っちゃた。」
何も起こらないことを、ただ、願う。けど、きっとそれも無理な話だって分かってる。
…お願いジョングクくん。Aちゃんを守って。
…なんて。僕がそんなこと言うのも変か。
あんなことした、僕が。
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けどきっと、大丈夫だ。
だってあの時、ジョングクくんはAちゃんをかばった。
それって、並大抵の人ができることじゃない。
きっと、本当にAちゃんが好きなんだ、ジョングクくんは。
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あの時、僕がジョングクくんに言った「逃げて」の意味。
あの人から指示された内容は、ただ、ジョングクくんを刺せってだけじゃなかった。
「Aちゃんを狙えば、多分そいつは庇う。だから躊躇わず、あの子を狙って」。
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もちろん、できることなら、そんなことしたくなかった。
けど、そういうわけにもいかなかった。全部は、Aちゃんを守るためだった。
だからあの時、ジョングクくんに言ったんだ。僕が君を傷つける前に、逃げてって。
…結局、あんなことにはなってしまったけど。
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僕は、あんな歪んだ形でしかAちゃんを愛せなかったし、守れなかった。
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誰もいない部屋、ひとり、呟いた。
｢…ごめんなさい、｣
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uni(プロフ) - 塩飴さん» 本当に塩飴さまのような素敵すぎる読者様に読んでいただけで、本当に幸せです。私の作品に出会ってくださり、本当にありがとうございました！これからもぜひ、よろしくお願いしますね( ；∀；) (2020年5月30日 23時) (
レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - 塩飴さん» 塩飴さん、こちらも読んでくださったんですね…！？本当にうれしいです( ；∀；)書き手として、そのような感想をいただけて本当に鼻が高いです笑 さっきからずっとにやにやしてます。（おい） (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - もゆさん» サイコパスグクくんも、純粋テヒョンくんも、男前ユンギさんも、みんな愛していただけて幸せです(⌒∇⌒)そんなうれしい感想をいただいてしまって、さっきから本当ににやけが止まりません！！すごくうれしいです！私の作品に出会ってくださってありがとうございました！ (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - もゆさん» もゆさん、本当に素敵なコメントありがとうございます( ；∀；)全部読んでくださったんですね…！感激です。こんな素敵な方に読んでいただけて、本当に本当に幸せです。 (2020年5月30日 22時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
塩飴 - たしかに毎回必ずグク出てきましたもんね。ストーカーだからか、、あと、描き方うますぎです。その視線は誰？のとこ、鳥肌立ちました。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: a6b86ec691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uni x他1人 | 作成日時：2020年3月12日 22時
