ちょっと番外【リョーマ？】 ページ12
「ねぇ、紅志」
『？』
「ずっと思ってたんだけどさ、なんで立海とあんなに仲いいわけ？」
リョーマがめっちゃムスッとして言ってきた
『...えっ、なんでってなんで？』
「理由は？なんで？」
リョーマはどんどん近づいてくる
『リョーマ...？』
「ずっとずっと思ってたんだよ、なんでって」
『リョーマ、どうしたの？』
後ろに下がると、壁に当たった
しまった...いつの間にか壁際に
「なんでお前が立海と仲いいんだよ？」
『...』
「青学のくせに」
『いっ...』
リョーマが胸ぐらを掴んでくる
「お前、青学だろ」
『リョーマ...離してっ』
「嫌だね。理由言えよ」
『理由なんて、知らないっ...』
「はぁ？知らないわけないでしょ」
『本当に、知らないってば...！
いつの間にか、みんな、仲良くなって』
「...」
『リョーマっ...！！痛いっ』
なんでこんなに怒るんだよ？
力、緩めてくれよ...痛いってば
『リョーマ......くる、し』
「ムカつく..お前、仲間なのに...」
『なに..？』
「...」
リョーマは手を離して、どっか行った
『ゲホッ......はぁ』
なんだったんだよ
『...何なの、リョーマ』
俺は、その場でしゃがんで泣いた
────────────────────
『...』
ちょっと、落ち着いた
首元も、少し痛みが引いた
『...何なの』
首元を触りながら廊下を歩く。
なるべく誰にも見られないように
立海の人には、特に...今は会いたくない
??「だぁ〜！！なんなんだよぃ！」
『！』
??「うるさいぞ。少し静かにしろ」
クソ、マジでついてねぇ
隠れる場所もねぇし！
あ、ブン太さんがこっちに気づいた
丸井「お？どうした？」
『いや、ちょっと迷って...はは、じゃあ』
柳「待て」
『...』
柳さんの「待て」は、振り切れない
怖いから。
柳「ちょっと来い」
『俺、用事あるんで...失礼します』
柳「いいから来い。
お前が来ないなら、俺から行くぞ」
『...』
俺は、仕方なく、柳さんとブン太さんの所に行く
柳「いい子だ」
丸井「柳...お前、キャラそんなだったっけ」
『何の用...ですか』
柳「少し、気になってな...」
そう言って、いきなり俺の首元を捲った
丸井「なっ！！柳！？お前、お前なにしてっ」
柳「...」
『なにする』
柳さんの腕を振り払おうとしたら、逆に掴まれた
柳「大人しくしてろ」
何なんだよっ
ついてねぇ
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作者名：プリン | 作成日時：2017年4月26日 18時
