青学一年レギュラーの皇子様 (ページ39)

今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:6,361 hit

馬鹿にするなページ39

男「お前テニス部だっけ？」

『...』

うざい、早くサーブ打てよ

男はベラベラベラベラ喋ってサーブを打たない。お前試合だったらアウトだぞ

男「どう？先輩、とくにレギュラー陣、えばってばっかで練習してないんじゃねえの？一年にエラソーに指示する所しか俺見たことないぜ」

『うるせぇな、早く打てよ』

すげぇイラつく。男は、ヘラヘラしてサーブをやっと打った。俺はそれを打ち返す。相手コートのど真ん中を打ち抜いた

『15-0』

男「は..」

男はポカンとして突っ立って俺は黙ってポジションについた。男はハッとしたようにサーブを打つ。それも俺はど真ん中に打ち返す。

『ゲーム練、1-0』

全部のサーブを1発でかえした。先生がコールしないから、俺が自分でやる

男「へ、へぇ、やるなお前」

『...』

────────────────────
『ゲーム練、5-0』

あれから俺は1点もやってない。男は悔しそうに顔を歪めてコッチを睨みつける

男2「あいつ、すげぇ強いじゃん」

男1「うん」

ヒョロ男「凄い。紅志君」

男「なに余裕かましてんだよ、テニス部」

『...』

男「テニス部なんてヘラヘラ練習してるだけで、偉そうにしてるだけのクセに」

男はラケットをコートに投げつけた。そして俺に指を指して言った

男「ちょっと凄いからってチヤホヤされやがって！レギュラーだって練習もロクにせず、一年に偉そうに指示するだけのクセによ」

『うるせぇって言ってんだよ』

俺は男を睨む

『お前がテニス部を語る資格はないよ』

男「なんだと？」

『道具を大切に扱わない野郎がテニス部にケチつけんなって言ってんだよ。』

男「ちょっと上手いからって調子のるなよお前」

『レギュラー陣は誰よりも多く練習してんだ。どいつよりも努力してんだ。お前はテニス部の何を見てそう言ってんだ』

男「...」

『先輩達とリョーマに変わって俺が全力でお前潰してやるよ...お前の気に入らない奴がな』

男「なんだと」

『俺のゲームポイントの5,お前にやるよ。俺は０からでいい』

男「なにぃ！！」

『だから勝てよ？』

男「てめぇ、調子のるなよ！！」

俺はラケットを右に持ち替える。

ヒョロ男「え、紅志君って右？」

男が全力のサーブを打つ、軽々と俺は相手コートに返し、それをまた男が返す。

ボールは弱いし、スピードも、コースも甘い。
そんなヤツにみんなが、部長が、不二先輩が馬鹿にされるのは気に入らない

『馬鹿にするな』