28 ページ28
放課後になった
越前「紅志...早く部活」
『うううううううう』
紅志を部活に連れて行こうとするけど、ずっと机に引っ付いたまま動かない
越前「小テストだったんだし、来週のテスト頑張ればいいだけじゃん」
『わからなかった...全然』
越前「はぁ...」
当分動きそうになかったから、テニスバック持って教室を出る
越前「じゃあ先に行くから」
『ん...』
────────────
教室から出て、しばらく歩いたら不二先輩と会った
越前「ちっす」
不二「やぁ越前......紅志は教室?」
越前「そっす」
不二「そう、ありがとう。」
不二先輩はそれだけ言うと教室に向かって行った
越前「...」
────────────────
『うぅ...』
教室を覗くと、紅志以外誰もいなかった。
「...」
教室に入って紅志の席まで近づいていく。
紅志は全然気づいてない
「部活サボっていいのかな?」
声をかけると、ビックリしてこっちを向いた
『ビックリした...』
「w w w」
『何笑ってるんすか...』
「ごめんごめん」
僕は紅志の前の席に腰掛ける
「部活行かないの?」
『行くっすよ...行くけど』
「まだ行きたくない?」
紅志の髪を撫でながら話を聞く
『...』
紅志は目を細めて気持ち良さそうにしている
「まぁ、筋トレだけだしね...今日は行かなくても大丈夫かな。手塚は怒るかもしれないけど」
『英語...』
「What are you doing now?」
『わ、...わっつ!?』
「今何してる?って事」
『いきなりぶち込まないで下さい』
「そうだね...じゃあ、これは分かるよね」
『?』
「I love you.」
『...私...好き』
「そうだね。君が好き」
『んなっ////』
紅志は顔を真っ赤にして何か言いたげに口を動かしていた
「クス...可愛い」
『真面目にして下さいよ...』
「真面目だけど?」
『っぅ〜...そうじゃなくて...!』
「ごめんごめん...じゃあ明日家においで。
英語教えてあげるから」
『...本当に』
「本当に、そんなに信用できない?」
『別にそういう訳じゃないですけど...』
不満そうに口を尖らす紅志が面白くてつい吹き出したら、また怒った
『なんで笑うんすか』
「可愛いなぁって思って」
『...』
外から部活の掛け声が聞こえ始めた。
「そろそろ行こうか」
『うぃっす』
バックを持って教室を出た
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:プリン | 作成日時:2017年2月23日 18時