ピアノの楽譜3 ページ30
『馬鹿兄さん!!また殺人!?』
ガラリと教室のドアを開ける。
「いや!俺が呼んだわけじゃないんだけどね!?!?」
『チッみんな近づかないで、警察に通報して。』
脈を確認したが、即死みたいだ。
『毒、だね。』
「お前、怖がらないのか?」
金髪のお兄さんが言った。
『怖がってる場合じゃないし、それにうちの兄さんしょっちゅう事件にあってるから驚くのにもつかれたっていうか。』
「た、大変だったね、」
哀れみの目を向けないでくれるか!!!
『お久しぶりです、、』
「また君たちか!!」
私も一緒にしないでって!!!
「ゼロ、トリック分かったか?」
「あとちょっと、」
ふぅん、あのおにーさんたち頭キレるんだな。
『兄さん、分かった?』
「うん?まぁだいたい。」
さすがというかなんというか。
『少し、席外してもいい?』
「もちろんさ。」
殺された人の負の感情、呪霊を、発生させるほどではないが、気分を悪くさせる。
「大丈夫か?」
スッと水を出される。
『大丈夫です、ってトリックでも分かったの?』
差し出してきたのは金髪頭でっかち((だった。
「もう少しで解ける。」
ふふん、私の兄さんはもうトリックはわかってるんだから!
「ゼロここにいたんだね!」
連れのお兄さんも来た。
『別に来なくてもよかったのに。』
「もう犯人見つかったみたいだぞ。」
『どうせ兄さんでしょ、解いたの。』
「顔そっくりだった!」
ははは…よく言われる。
「生意気だったのか?」
『おいこら。喧嘩うってんのか??』
「こら、喧嘩しない。」
なぜ私はこいつに諭されてるんだ???
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作者名:チョコミント | 作成日時:2022年7月11日 19時