61話 ページ26
『もしかして___この事件は解決していないの?』
今回はその事件の延長線。まさか。主犯ではないのが捕まっていた?では何故上の方では解決していることになっていた?意味がわからん。
「その線が濃厚だな。何故西条実は、解決したと上に報告したのか。」
なんで兄さんは解決したことにしたんだろう。公安に置いてあった資料は嘘?でも、拘置所にはマフィアに所属していた人はいた。あれ?ボスは?私会ってない。
『まだ、ボスが捕まっていない…。』
ばっと二人に振り向かれる。な、何?
「まだ捕まっていないの!?」
『うん。たぶんね。拘置所にもう一回行かなきゃ。今回ももしかしたら同じこと、テロがおこりうる。』
マフィアのボスを誘き出さなきゃいけないってわけだ。
「あっ!この引き出しまだ奥になにかあるみたいだよ。」
ガコン
引き出しを引っ張ると、出てきたのは楽譜と、伊勢サミット資料、
『ノート?』
「日記っぽいな。」
お目当てのものってわけか。
『コナンくん?』
君ならすぐに食いつくと思ったのに、コナンくんに目をやると、楽譜をみていた。その楽譜は__
『それは兄さんが大学の文化祭で披露した曲よ。懐かしい。私がたしか中学生の時だったかな。』
これには暗号があるんだ!!とか言ってたな。思い出せないけどたしか二人ぐらい解いてたな。人の顔全然覚えてなかったけど、たしかどちらか未成年。そうそう、キラキラした顔で解こうとしていた小学生もいたなぁ。
コナンくんの顔を見るとなにかを思い出しているようだった。
『コナンくんどうしたの?大丈夫そ?』
そう聞くといつもしている顔になり、大丈夫!と答えた。なにか心当たりでもあるのだろうか。
「君のお兄さんはずいぶんハードな生活を送っているんだな」
呆れたような降谷さんの声がした。
?
覗き込むと出会った事件でびっしりである。
『あー、兄さん事件ホイホイだったから。事件が恋人なの。それも殺人事件。めちゃくちゃ大変でしたからね!ショッピングモール行っても、飲食店行っても、事件事件事件!それ全部に首突っ込んでいくもんだから。』
コナンくんはまた心当たりあるような顔をしていた。まさかコナンくんもとかいわないだろうね!?
「お嬢様、お昼のご用意ができました。」
びっっくりした!気配を消すのがお得意ですね!?ばあや!
私たちは少し遅めのお昼ご飯にすることにしたのだった。
ちょっぴり月光殺人事件がはいっています。
お気に入り登録70人突破ありがとうございます。
108人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チョコミント | 作成日時:2022年7月11日 19時