呪術専攻の公安刑事2 (ページ17)

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53話ページ17

結果をお話しよう！！口が固すぎた！！！やっぱり命張って仕事してただけあるわ！！！くそ！！！
はぁ、とため息をつく。今日は兄の命日だ。あの夜を私は忘れない。わすれてたまるか。
今日は有給休暇をとって、兄さんの墓参りにきた。兄さんがすきなひまわりが添えられた仏花をもって、兄さんの墓参りいく。
もう、兄が死んで七年となる。
降谷、否バーボンside
西条実と神無月Aは兄妹であることがわかった。なんで隠していたんだ？彼女は何を隠している？もやもやとしていると安室として使っているケータイからメールがくる。差出人は、
『ベルモット？』
《いきたいところがあるから一緒に来なさい。》
少しイラッとする。俺を何でも屋だとおもっているのか？しぶしぶバーボンとしての服を着てベルモットが指定した場所に車でいった。
「バーボン、変装して行くわよ。」
そういって仮の姿である、女優クリスに化けたベルモットが言った。
『一体どこへいくんです？』
「littlecatにあいにいくの。マティーニの墓参りがてらね。」
少し驚いた。こいつらも、そういうことをするのか。
『変装する必要があるんですか？』
「彼女にちょっとしたいたずらよ。」
淡く笑うベルモットははじめてみたな。littlecat…子猫。どんな女だ？マティーニって誰なんだ？
そう思いながらベルモットに変装を施してもらう。

『本当に墓参りするんですね。』
「だから、言ったじゃない。」
なんの変哲のない墓場をあるく。大分奥にあるようだ。それにしても墓参りにくるほど重要な人物だったのだろうか。

夏らしい生暖かな風が吹く。

「ここではあなたは、いらないことをいわないでね。彼女はシルバーブレットのようなものだから。」
するどい洞察力をもつってことか。
目のつくところにマティーニの墓はあった。
誰かいる。
女のようだ。たぶん、littlecatだろう。

彼女が振り返った。

目を疑った。

なぜなら雰囲気がちがうが確かに神無月A、西条Aだった。

彼女と目があった。