202話 ページ3
……
有りとあらゆる悲鳴が聞こえる。
それは味方の声。相手の声。
混ざり過ぎてよく分からない。
兵士達と遺言が俺の発達した耳に届く。
個人個人の言霊が俺の耳に貫く。
「ﾀﾋにたくない！」
「もう、嫌だ！」
「……終わりだ。やっと一緒に行けるよ」
もう。何人聞いただろうか。
何十人、何百人。
しんどいと感じてる余裕はない。
何故なら悲鳴が聞こえるのは一点に集中してるからだ。
その一点には……
神楽のように美しく舞い、
華を開かせるように軽やかなステップの奴が居る。
奴はイリヤ。
まるで人間をおもちゃのように遊び、
そして要らなくなったら捨てる。
子供だ。彼奴は、自身を子供のココロとしている。
本気を出していない。余裕かと言うように。
敵味方も構わず遊び捨てる。
『はっ……彼奴は何がしてぇんだよ。』
戦争も彼にとっては遊びに過ぎないのだろうか。
ーｻﾞｻﾞｯー
インカムから何かが聞こえる。
gr 「今から私達は、敵大将のいる城へ行く。必ず首を召し取る。そこまで耐えてくれ。この戦争は負けない。」
重みのある声は兵士を安心させる為か、聖母の様な口調で言う。
それを聞いた一般兵士は活気つく。
嗚呼、我が総統は私共を心配してくれているのかと。
それは忠誠。それは狂信。それは親愛。
それを聞いた幹部達は勇気着く。
嗚呼、我が総統は我が儘だと。
この状況でも勇気をくれる彼奴は凄いと。
そして幹部は総統についていく為、
戦場を部下達に任せ城へ向かう。
その総統の声を聞いたものは立ち上がり目の前の敵へ向かっていく。
血が沸騰するのはこう言う事だ。
『総統様、様々って感じやな！かと言う俺も血が沸騰して止まへんねんけどな！』
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コトリ(プロフ) - シウさん» r民さんの協力精神とか……めっちゃ良いですよね！ (2022年2月9日 22時) (
レス) @page49 id: 02f2f19235 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - rdさんいい面白いですよね〜！r民さん面白いのもわかります、、！ (2022年2月9日 0時) (レス) @page49 id: 54eb67399c (このIDを非表示/違反報告)
らまあ - シウさん» やった！わしもpk,tさん推しなので嬉しいです！rdさんも分かる…r民さんも面白いし… (2022年2月8日 22時) (レス) id: 1d73edaa92 (このIDを非表示/違反報告)
コトリ(プロフ) - シウさん» うぉううぉう！！やったぜ！rd さん良いっすよねぇ〜！rdさんの登場数はもうちょっと増えるかなと思っております！ (2022年2月8日 7時) (レス) id: 02f2f19235 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - 久しぶりです！！！推しは正解です！！ちなみにrdさんも推し！ (2022年2月7日 22時) (レス) id: 54eb67399c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らまあとコトリ | 作成日時：2021年10月21日 0時
