なんで俺だけ兵士なんだよ！【wrwrd 合作】

215話 ページ16

gr side

『ｶﾊｯ…!』

徐々に溢れでる血

呆気にとられている敵

さっきまでそこにいた奴が

目の前で崩れていく

gr「は､」

何が起きているか分からない

Aが、……？

ud「主人ｯ！！！」

敵を振り払い彼の元に必死に駆けていくウンディーを見てやっと気づいた

gr「俺……を…庇って……？」

血の付いたベタベタしてる手で首を触る

…………あぁ、俺は生きてる

kn「Aｯ！！！大丈夫か！？！？……クソ、敵が邪魔だｯ…」

彼は……生きてる………

ud「…血が止まらへん」

………いや、分からない

生きれないかもしれない

俺のせいで、彼は死ぬかもしれないのに……

狼狽えている俺を横に、いつの間にかあっちの総統は銃を持ち、Aのほうに向けていた

「っは、はは！たった一人の兵士が死にそうになっただけこんだけ乱されて！！くくっ滑稽だなぁ！コイツを殺したときアンタらはどんな反応するか楽しみだ！！」

「「………」」

瞬間、周りから音が消えたような気がした

剣がかすれる音も、罵声を浴びせる声も、響きわたる銃声も

全て

消えた騒音が溢れる殺気となっている

横の総統サマに向かって

gr「………」

……コイツは絶対に赦さない

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