usssの罪と罰【utit】 (ページ7)

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ごくり。唾を飲み込む。
あの頃を思い出してしまって一瞬頭が真っ白になった。
死ぬ前の、いつまでたっても色褪せなかったあの記憶。
そんなの絶対ムリ。
この勝負絶対勝ってやる！！

『いい目だ。ここでやるものでは無いからな、
場所(ステージ)を移動しよう』

よっしゃあ！ここから出られる！
うらたさんナイスゥ！

私は紫の人志麻さんに手を導かれこの檻の外に出た。そして階段を……何段上がるの！！
疲れてここで脱落しちゃうよ。
さすがの私もヘトヘトになりかけた。

『もうちょっとだから頑張って！！』

隣の坂田さんに声をかけられる。
あとちょっとか！頑張ろ(素直)

『もうへなへなやん。気晴らしに話でもしてやろか。うーん、あ！俺は何うらさんの秘書みたいな感じやから、詳しい内容とかは坂田とかセンラ聞いた方がええよ。俺は応援しとるで』

おお！志麻さん、敵なのにずいぶんと優しいね(笑)

『Aちゃん着いたでー！！』
ただまっすぐに登っていった先にはぽつんと白いドアがあった。

『はい！どうぞ！』と、坂田さんが扉開けてくれた先に見えたのは、ふつーのリビングだった。
あれ？ここ本当に地獄ですか？

『Aちゃん！ここどうぞ！』
「ありがと」

坂田さんにお誕生日席に通される。
私から見て前の方の左側に坂田さん、
右側にうらたさん、
奥の左側にセンラさん、
右側に志麻さんが座った。

こんな平凡な部屋で何をするのだろうか？
その答えに見事に合致するうらたさんの開始の言葉。

『さて、ルール説明だ』