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第83話 ページ38

#A


A「瑞稀…!!!」


涼「やーぱいた」

「ちょっ!」

瑞稀「びしょ濡れじゃん。」

千里「何勝手に…出てきてるの?」

瑞稀「いないって言ったの誰だっけ?何やってくれちゃってんの?」

千里「それは…」

瑞稀「悪いけど、邪魔。さっさとどっかいってもらっていい?」

千里「……」

瑞稀「ここまですると…友達にもなれないから。」

千里「…クッ…なんで…」

南さん。。

この時だけは少しほんと少しだけど。
南さんが可哀想に思えた。

好きな人を思う気持ちはきっと私と一緒。

だから分かる。悔しいんだよね…

私なんかに長年思い続けた人が取られちゃったみたいで…



A「南さん…!」

千里「なによ!(泣)」


A「私、南さんが羨ましい…」


千里「なんで!!!贅沢言わないでよ!!!私なんて。。私なんて。。」

A「だってそうやって思ったことを感情的にだせたり行動力があったり。人をひっぱったりすることって難しいのに…難なくやりこなす。」

千里「いやみ?」

A「違う。でもだからって…今回のことを水に流せるわけじゃない。」

千里「そうでしょ?」

A「でも…思ったより私あなたのこと嫌いじゃないよ?」

千里「そ」

A「嫌いだけど」

千里「どっちなの」

A「これからはライバルね」

千里「ふざけないでよ。瑞稀くんの心には私なんかこれっぽっちもないのに…」

A「え、、、」

千里「瑞稀くんがこんなにあなたの事を一途におもってるの私知ってたから…でも…諦めきれなかったの…まだ…まだ希望はあるかもっ。って」


そんなこと…
思ってたんだ…

千里「でも希望なんてないじゃん!私の負けじゃん!同じステージも立てないじゃん!」

瑞稀「委員長…」

千里「負けよ!!!私の負け!!!だってもう私なんて眼中にすらないんだもん!」


そんな。。。

千里「辛いの!!!頑張って希望があるかもってあるはずないのに思ってるのは、、、言い聞かせるのは……」


辛かったのだろう…
南さん…からそれがものすごく伝わってくる。


千里「負けなの!それでいいの…もぉ。。それでいいの…」



A「南さん」


千里「あなたで良かった…ほかの女ならきっともっと酷かったから…フハハッ!」

A「そっか。ありがと…」

千里「ごめんね」

A「ううん」

千里「私もう…帰ろっかな…」

「いいの?」

千里「私はもういい。」

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Kotona(プロフ) - はるるさん» まじですか?!嬉しみです(≧∇≦)ありがとうございます!!! (2018年10月20日 21時) (レス) id: 70b69214ef (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - その後も見たいです!! (2018年10月20日 21時) (レス) id: 0f2bab719f (このIDを非表示/違反報告)
Kotona(プロフ) - 優愛さん» ありがとうございます!!!ほんとですか?!なんだかとっても嬉しいです(*´罒`*) (2018年10月20日 17時) (レス) id: 70b69214ef (このIDを非表示/違反報告)
優愛 - 完結おめでとうございます。私はこのお話のその後も描いて欲しいです! (2018年10月20日 7時) (レス) id: 80b561b77a (このIDを非表示/違反報告)
Kotona(プロフ) - Yurisu*さん» ありがとうございます!!かっこよかったですか?!そう言ってもらえてめっちゃめっちゃ嬉しいです!もちろんですよォ!!! (2018年10月19日 23時) (レス) id: 70b69214ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kotona | 作成日時:2018年8月30日 1時

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