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目が覚めて、周りを見渡す。
とろんとした目で俺を見つめるAがおった。
「 、A？ 」
ちょっと掠れた声で呼ぶと、反応して、起き上がった。
『 のぞむっ、大丈夫…？ わたしっ、 』
「 …仕事、は？ 」
「 休んだ、心配だから。 」と、俺の頭を撫でた。
本当はダメなはずなのに、ここにいてくれる安心感の方が強い。
『 少しは熱下がったかな、測ってみよ 』
立ち上がって、棚に向かっていったA。
握られていた手が寂しくて、冷たくなっていく。
『 はい、これ挟んで？ 』
脇に差し込んで、15秒ほど。
ピピピッと音がして、37.8の数字。
『 まだちょっと高いかなあ… 』
「 おかゆ作ってくるね 」と、行こうとしたA。
腕をパシッと掴んで、
「 ここにおってって、言うたら、…？ 」
ちょっとびっくりした顔をして、「 もちろん 」と微笑んだ。
『 望が風邪なんて珍しいなあ〜 』
「 …ふふ、俺も思ってる 」
俺が擦り寄っていくと、笑いながら甘えさせてくれる。
『 ふふ、またのんちゃんだ 』
「 ええやん、…好きやねん 」
『 ん、ありがとう 』
トントンとされてると、だんだんと瞼が重くなってくる。
『 ねそう？ 』
「 ん〜… 」
目を閉じて、音だけを聞く。
『 …また寝てないでしょ(笑) 』
「 ふふ、ばれた 」
薄く目を開いて、Aを見る。
優しい顔で、頭を撫でてくれていた。
「 寝てまいそう… 」
『 うん、おやすみ望 』
「 A… 」
手をぎゅっと握って、目を閉じた。
『 はやくよくなってね、望 』
おでこにチュッと、唇が当たる感覚を残しながら、夢の世界へ意識を放った。
ｰ 名無し52576号さん リクエスト ｰ
ありがとうございました(*´`)
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たぴおけ(プロフ) - たこやき。さん» あらやだ照れる！ (2019年4月25日 22時) (
レス) id: 3d88a52c90 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき。(プロフ) - たぴおけさん» ありがとう！！！あっしもたぴちゃんのお話ずーっとよみたい！！ (2019年4月23日 22時) (レス) id: 0144452d58 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおけ(プロフ) - たこやき。さん» んへへ、どんな形であれたこやき。ちゃんのお話読んでたいから！ (2019年4月23日 22時) (レス) id: 3d88a52c90 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき。(プロフ) - たぴおけさん» んへ、あざっす！！！(^ワ^＝) (2019年4月23日 21時) (レス) id: 0144452d58 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおけ(プロフ) - ぽちっとしてきたぜよ(^^) (2019年4月23日 21時) (レス) id: 3d88a52c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこやき。
| 作成日時：2019年3月16日 20時
