噂の女の子【QuizKnock】＊短編集＊

Ymmt ページ30

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山本さんは私にいつも好きだよと言ってくる




素直になれない私はありがとうございますと返すだけ








『 おはようございます 』






山本「 おはよ！ 今日も可愛いね 」







『 あ … はぁ 』








正直言って山本さんの方が可愛い



目がくりくりで 顔も整ってて



上目遣いされたらどうしようもなくなる





山本「 なーに 考えてるのー？ 」




そう言って 私に近づいてくる



私より少し背が大きいのい



上目遣いになっている



なんでだろう



超絶可愛い








『 山本さんのこと …






ぁ … 』






山本「 えっ … 僕のこと考えてくれたの？





嬉しいなぁ … へへへっ 」









ほら また可愛い


あ そうそう


今日はバレンタインだから…






『 山本さん これどうぞ




いつもお世話になってます… 』





山本「 えっ！ 僕にくれるの？？




ありがとう！！ Aちゃん大好き！！」






出ました 山本さんからの直球愛


でもまぁ 彼の事だから


なんも考えてないんだろうなぁ


多分みんなに振りまいてる普通の言葉


そんなのを私は特別とかって感じてしまう






『 ホワイトデー お返し増し増しで おねがいします 』







山本「 任せてよー！




僕 Aちゃんのことなんでも知ってるからねぇ 」






なんて 悪戯な顔でニコニコしている



まるで 可愛らしい少年のように






『 なんでも知ってるって




例えばなんですかー？ 』







山本「 例えばねー





んー








僕のこと好き とか？ 」







『 は … 』








否定も肯定もしない私


図星であることは間違いない



今私の顔は真っ赤だろう



いや 体温がオーバーヒートしてるから



絶対に茹で上がってる








山本「 知ってたよ？





だって 僕いつも Aちゃんの事見てるから





Aちゃんのこと 好きだから 」








彼が 小悪魔に見えた








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＊ 年上なのに年下感 否めない ＊

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