檸檬色 ページ9
コンコン
「ひとらーん？」
大先生が呼んでも返事はない。ベットの方へ行ってみると、一つカーテンの閉まる奥で話し声が聞こえる。
「ひとらん？」
「･･･あ、もしかして付き添いの方すか？」
カーテンから黄色い目をした青年が話しかける。
「どうも〜。そこに寝てる人って分かります？」
「えっと、ひとらんらんって言う名前で･･･」
「あぁ、そいつだ。覗いてもいいか？」
「勿論、ひとらんさーん。来たっすよー」
カーテンを開けると、仰向けで寝っ転がるひとらんがいた。額にはタオルの上に袋に入った氷が乗っかっている。
「･･･あﾞ〜ごめんね･･･」
「大丈夫げどちゃん？無理しすぎはアカンで？」
「うﾞん･･･ゲホゲホッ･･･」
「お前体弱いのわかってんだったらオスマンにちゃんと言っとくんだゾ。オスマンだったら対応できるし」
「う〜･･･ごめーん･･･」
「あ、そうや。君、もしかして世話してくれた？」
「まぁ、少しだけっすけど･･･フラフラしながら誰か歩いてるなーって思ったらぶっ倒れたんで･･･」
ベット脇に置いてあった水を組み替えながら言う。
「･･･ひとらん、抜け出そうとしたんか？」
「あー･･･んまぁ･･･あはは･･･」
「ったく･･･無理しすぎだゾ。素直に寝とけ」
「いや、俺もちょっと貧血だったんでちょうどばったりって感じで。大丈夫っすよ」
「病人に看病されるとかワロタなw」
青年が氷とタオルを取る。タオルを洗ったり、氷を詰め替えたりとよく動いてくれている。ペタッとひとらんの頬を触るとまだ熱いのが分かる。
続く･･･
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コロッケさん(プロフ) - スカラさん、ありがとうございます。状況に合わせて性格を作っている感じなので少し無理やりなところはあります。今後もよろしくお願いします。 (2020年3月30日 14時) (
レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
スカラ - 3回目のコメント失礼します！みんなの性格が最高過ぎます！気長に待ってるので無理せず頑張ってください！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケさん(プロフ) - 名無しさん、ありがとうございます！その二つは語呂というかなんかいい感じがしたので笑 (2020年3月28日 12時) (レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 愛す檸檬や愛の藍…駄洒落…？ (2020年3月28日 8時) (レス) id: 57762bca71 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケさん(プロフ) - 悠陽さん、ありがとうございます！どうしても12時に間に合わない時も多々ありますが、気長にお待ちいただければ幸いです。 (2020年3月27日 12時) (レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケさん | 作成日時：2020年3月25日 12時
