異世界きたけど身の危険を感じます。

調 ページ24

『あ、そうだ。』

話すのに夢中で本題を言ってなかった

だが、探偵社社員は知らない。

今から、目の前に突然現れたポートマフィアが今から言う事に苛立ちを覚えることを。




『皆さんは、ポートマフィア5大幹部の中原中也を知ってますよね


実はその人が、、、精神的に逝っちゃってるんです』


深刻そうな顔で告げられた事実は、探偵社社員にとっては痛くも痒くも無い事実であった。


太宰「ぷっ、、ぷっはっ！ハッハッ！
あの中也が、、ぷっ、精神的に、、、、」


『いや、笑い事じゃ無いですからね？

私達、朝イチで、、、


『おはよーございまーす』


中原「んぁ？ うるせぇ」


『あれ？ あれれぇー？

幹部ぅ、お元気が無いですねえー！

もしかして栄養失調ですかぁ？

だ•か•ら！ 身長伸びないんですよぉー』




って会話をしたんです！

じゃぁ幹部の反応、 「チッ」 ですよ？！』


太宰「あの中也が！ ほぉ、、、」


『これはきっと身長ネタで弄られすぎて精神的に逝っちゃってるんですよ！

って事で、探偵社の皆さんにはフォローしてあげてほしいんですよ』


太宰「Aくん、それ、中也に悩みがあるとか考えられなかったのかい？」

『あの幹部が悩みごときて身長ネタをスルーしますかね？』


太宰「さー それほど重大な悩みなんじゃ無い？」



『成る程、、、じゃ、幹部のとこ行ってその悩みとやら聞いてきます

って事でー さらばでーす ナオミ「あのっ！」

ん、なんですか？』

ナオミ「まだあの時のお礼が言えてなかったので、
ありがとうございます、Aさん」

谷崎「あ、あの！

あの時、あなたが止めてくれなかったら、僕は人を殺めて、、、

ありがとうございました！」


『あー、いえいえ、こちらこそお悩み相談？ありがとう、代金はこれね、じゃ、バイバイ』


一万円札を取り出して若干押し付け気味に渡す

多分この時長居していたらおしかえされるだろうからね

で、扉に手を掛けて走り去った









ポートマフィアにて


中原「はぁ、(言えねぇ、朝あいつに冷たくした理由が、この前の押し倒した時の記憶があいつの顔を見ただけで思い出したから恥ずかしかったなんて、

言えねえ)」


『え、そんな事だったんですか？』


中原「はっ！？」

『バッチリ声に出てましたよ？

まぁ、そんな事ならよかったです』

こっちは無駄足かーと言いながら、書類に手を伸ばして仕事をする。

本人は全く気にしてなかったようだ

色→←失

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す