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異世界なんて信じない性格だった。

今となっては信じるしか無いのかもしれないが。

事の発端は数分前。
学校が終わり、生徒達が開放感を味わう放課後。
友達はいるが親友はいない私は今日も一人で帰っていた。

信号が青になると、白と黒の道を一直線に歩く。

すると右側から車のエンジン音が聞こえ、音の方を向く暇もなく、真っ暗闇に包まれた。

「死」それは意外とあっけないものだったなぁと実感する。

冒頭にもいったが、転生なんて信じない性格だった。

では、目の前で行われているやり取りを、どう解釈すれば良い?

太宰「君かい 私の入水を邪魔したのは」
中島「邪魔なんて 僕はただ助けようと____入水?」
太宰 「知らんかね入水」

このやり取りには聞き覚えがあった。

『文スト』

文豪ストレイドッグス、通称「文スト」である。
あぁ、私はついに天国へきたのか。
そんな現実逃避をしている間にも、物語は進んでいく。
ちなみに私は、あの二人組からちょっと離れたところに気がついたら寝転がっていた。

国木田「こんな処に居ったか唐変木!」
太宰「おー国木田君 ご苦労様」

この聞いた事のある会話。
こんな感じで聞いていたらこの会話、ツッコミどころが沢山。
というか、さっきから気になっていたんだけど、こんな凝視してるのに太宰さん気づかないのかな。

『えっ、』

今完全に目があった。ちらっとこちらを見ただけなら、勘違いと解釈もできた。
だが、目があった瞬間ニコッと微笑まれた。
恐怖しか感じない。

『ダメだ、今日は厄日だ。』

帰ったら塩でも巻こう、そう思っていたら後ろから声がした。

太宰 「何故、厄日なんだい」

何故ここにいる。
いや、たしかにあちらで話していた筈だ。
新しい異能でも目覚めたか? 『瞬間移動』とか。

太宰「君は随分前から私たちのことを見ていたようだが、何故だい?」

『あー、えっと、ユニークな会話だなぁと思いまして、、、』

太宰「君は随分誤魔化すのが下手くそなようだね。
では何故私を見た瞬間驚いていたんだい」

『そりゃ、隠れて見ていた相手と目があったら、驚きますよ。』

太宰「、、、今回は見逃すとしよう。次またあった時にはゆっくりと話を聞こうじゃ無いか。」

そう言い残して、太宰さんは去っていった。
ゆっくりと話を聞くとか怖い。
目が、目が笑ってなかったよ?

居ってみようとも思ったが、もう気づかれているので辞めることにした。

こうして見ると今日は濃い1日だった。

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Rairu(プロフ) - そう言っていただけて、ものすごく嬉しいです!番外編は検討中。。。でも書くと思います! (2020年5月19日 11時) (レス) id: 6cd9da016d (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 終わってしまったのがすごく悲しいです。デットアップルの内容ヲ番外編とかで描いてくれると嬉しいです!これからも応援してます! (2020年4月18日 21時) (レス) id: f7a8d7ba05 (このIDを非表示/違反報告)
ポテイト(プロフ) - めっちゃ面白いです!ドストさん好きなので、主人公と絡んでくれたりしたら最高ですね(*´∀`*) (2019年11月29日 21時) (レス) id: b3efe4aa40 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - この作品を読んで頂き、ありがとうございます。私情により毎日更新する事は難しいため、この作品は暇つぶし程度に読んで頂ければと思います。これからも、コツコツと頑張っていくので、応援よろしくお願い致します。 (2019年11月26日 19時) (レス) id: e8e5704bbd (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 服さん、ありがとうございます。これからも更新頑張っていくので温かい目で見守ってくれると嬉しいです。 (2019年10月25日 17時) (レス) id: e8e5704bbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rairu | 作成日時:2019年10月4日 21時

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