売れっ子少女漫画家は異世界先で男認定されたようです【ツイステ】 (ページ20)

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『ねぇ、めっちゃ見てくんだけど』

放課後にラーメン食って行こうってなったんだけど双子先輩に会ってそっから一緒に行動してる。双子に視線を変えるとじーっとAを見てる。多分虫除け。気にすんなって言ってAを宥めて少し離れて服を見てると携帯が震える。

"今すぐオンボロ寮に来て下さい"

名前も何も書いてないメールアドレスからのメールでイラってくる。多分この前の陰キャ。一々めんどくせぇなって思いながらA達に話しかける。

「A。私バイト急に入ったから行くね」

『え、まじ？』

気まずそうな顔になるけどすぐに笑って行ってらっしゃいって送ってくれる。双子に目配せをして店から出る。伝わってるかどうかは知らないけど。
草とか雑草とかが生い茂ってる道を歩く。奥にボロッボロの寮が見えて立ち止まる。何人いるのか、どれぐらいの魔力なのかを把握してまた歩き出すと案の定この前の陰キャがいた。

「んだよ。折角Aとのデート楽しんでたのに」

「そうでしたか。それは残念でしたね」

「バイト先まで送ったからへーき」

しょうもないマウントの取り合いで馬鹿らしくなる。早く帰りたいから要件を聞くとこの前の写真を加工したやつを差し出される。
私が居たところにAが居てAが監督生を泣かせたみたいな感じ。あれから盗撮とか多いしなんとなく嫌な予感はしてた。Aには気付かせないようにしてたけど。多分監督生が手引きしてる。

「監督生の言いなり？」

「別にそう言うのじゃないです。彼女と利害の一致をしただけです。そうですよね。皆さん」