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その93 ページ23

『...』


塾についてすぐに音源を流した

聞けば聞くほど好きになるなぁ

これに私の声が入ったらなんだか価値が下がりそうだけど...


特別教室に入って授業の準備をしてからまた聞き始める


『....』

若「...い」


若「..おい!」

『え!はいっ...何でしょう!』


突然イヤホンを外されて驚いた

なんだ若武か...


若「なんだよ...今日は静かに音楽聴いて...」


いや、いつも音楽は聴いてますが...そんなにうるさいですかね...


『いつものことなんだけど...』

若「まぁ、そんな日もあるよな。あ!そうだ!これお土産だ。受け取れ」


話を聞かない若武くん....相変わらずだね

って、お土産?


『どこに行ってたの?』

若「忘れたのか?俺らKZの遠征行ってたんだけど」

『え...お土産、くれるの?』

若「あぁ。友達だからな」


当たり前だろ?というような顔をして私に差し出す


『...ありがと』


友達からお土産なんて初めてで緊張してしまう

私も今度、ライブで地方に行くときはお土産買ってみようかな

そう思ったとき...


若「って、それは良いんだ!聞いてくれ!実はそこですげー事件に巻き込まれたんだよ!」

『は、はぁ...』

若「俺ら城に泊まったんだぜ!良いだろ」


自慢げに話す若武

しかしかなり興奮しているのか、話が飛ぶこともしばしば

ま、なんとなく分かったから良いか...


『結構スリルだね...でも楽しかったみたいで』

若「あぁ!マジで最高だったよ!サッカーも出来て、事件も解決できて...あぁ、篠田も来れば良かったのに...」


と、残念そうに言う若武

行きません

スリルは好きだけど、私はそれに巻き込まれた場合のリスクが皆より高いので...

あと、


『KZには入らないからね』

若「えっ...」


何で分かったんだって顔してる

若武が私にはなすことってそれしか無いよ...


若「なんでだよ...!今楽しそうな顔で聞いてたじゃん...」

『聞くのは良いけど、実際にそこに居たら流石にリスクが大きすぎて怖いの』

若「大丈夫だ!今ここに俺ら全員居るんだからな!」


いやぁ、そう言う問題じゃ...

そう思ったとき、若武の肩を後ろから誰かがつかんだ


黒「若武、今日は諦めろ。お前に手札はもう無い」

若「そんな...」


黒木くんの言葉に若武はシュンとする

なんか申し訳ない...

そう思いながら、席座る若武を見る

そんな私に黒木くんが話しかける


黒「毎回ごめんね。でもあいつ、そのくらいお前を入れたいみたいなんだ」

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夜羽 - 106のところです (2021年2月23日 14時) (レス) id: a2f70b4aa2 (このIDを非表示/違反報告)
夜羽 - 一般動詞の過去形はingじゃなくてedですよー! (2021年2月23日 14時) (レス) id: a2f70b4aa2 (このIDを非表示/違反報告)
願叶(プロフ) - 鬼跡さん» そらるさんはお父さんが似合ってるかなって思ってやってみたら好評みたいで嬉しいです!ありがとうございます!頑張ってどんどん書いていきます! (2019年9月21日 11時) (レス) id: a59083d6d5 (このIDを非表示/違反報告)
鬼跡 - そらるさんがお父さんに…可愛い!更新頑張って下さい!応援しています! (2019年9月20日 16時) (レス) id: a065501dc8 (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - はい!よろしくお願いします! (2019年8月25日 7時) (レス) id: 405180babc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:願叶 | 作成日時:2019年8月9日 13時

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