その59 ページ30
『なんで、私が砂原を好きだって噂を流したの？』
すると菜穂はこう言った
菜「え？だって、篠田ちゃん、好きな人居ないんでしょ？だから噂立てられても大丈夫かなって...」
『...は？』
私は予想外の言葉に驚きが隠せなかった
...なんで？なんでそんな発想に至るの...？
おかしいよね。だって、好きな人が居ないから噂されても良いなんて...
菜「...篠田ちゃん」
『...なに』
菜「...！」
私の声が怖かったのか、菜穂は少し引き気味になった
菜「本当に、ごめんね？私の友達で、篠田ちゃん以外に居なかったの...」
...ごめん。私軽く傷ついた
いや、かなり傷ついた
だって、そんな理由で人の噂勝手に流して、それで他の子をいじめて....
なにが楽しんだろ
『そんな理由で噂流すなんて最低！』
菜「...え？」
『なんで...なんでそんなことして平気な顔してるの？ごめんじゃ無いよ...菜穂のこと、信じてたのに...！』
私は涙が止まらなかった
頭の中は、裏切られた...その言葉で溢れていた
菜「...なんなの！？その位良いじゃん！それとも好きな人居たわけ？そうならあんたの方が裏切り者だよ！」
『いないよ！』
『しかも、その位って...！そんな軽い気持ちで人のこと噂するなんて酷い...』
私はこの空間に居るのが嫌になって、逃げてしまった
菜「ちょっ、篠田ちゃん！」
菜穂の呼び止める声が聞こえるけれど、止まりたくなかった
止まったら、菜穂とちゃんと話して仲直りできるかも...
そう思ったけど、ここで止まるのは、負けを認めてるみたいで嫌で...
あぁ...私って子供だ...
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願叶(プロフ) - 吹雪姫さん» コメントありがとうございます。高評価まで...！ホントにありがとうです！ (2019年7月27日 22時) (
レス) id: a59083d6d5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - こんにちは！吹雪姫です♪面白いですし、気に入りました！高評価します！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：願叶 | 作成日時：2019年7月19日 22時
