事件と閉幕 ページ27
｢Aを返せッ！｣
〈霞の呼吸肆の型・移流斬り〉
鬼の頸を斬ろうと、とにかく突っ込んだ。
｢この女に用はねぇが一応誘拐対象だから邪魔すんなよ｣
横からツギハギの男が青い炎を放出する。
｢待てよ荼毘、その人は柱。連れていけば主様が喜ばれる｣
｢は？こんな餓鬼が！？全く信じられねぇぞ！｣
｢拐うつもり？柱を？僕らを？｣
特殊な訓練なんて受けてないでしょ。待っててA、今僕が助けるから。
刃を向けて、睨む。Aを奪うなんて許さない。
『無一郎に手を出すな、私がいれば十分だろ
無一郎、抵抗しないで。爆豪くんの命はアイツらが持ってるの』
聞こえた低い声に、思わず足を止め、ヴィランから距離を取った。
・・・自分もでしょ？って言いたい。すぐに助けに行きたい。
でも、Aの場違いな優しい表情に圧された。
それに分かってるから。Aが次に何を言うのか
『無一郎。私の事は良いから爆豪くんを頼む』
だろうね。でも、幾らなんでも、自分の事を気にしなさすぎだよ。
また、護らせてくれないんだ。また離れなきゃならないんだ。・・・嫌だな、そんな事。
『霞柱なら優先順位は分かってるでしょ』
・・・僕は
爆豪は、資格を持たない彼は＿＿＿＿＿...
『霞柱の任務は、ヒーロー候補生の護衛任務。決して、最弱雪柱の救出じゃないでしょ』
｢感動のシーンだねぇ、じゃあそういうことで｣
マジシャンの男がAに触れた。
球体に圧縮されたAを鬼が拾う。
そして、鬼は何処かへ消えた。
一切抵抗しなかったA。彼女の強さならここから逃げることも可能だ。
けど、それをしなかったのは、彼女が選んだから。
爆豪か自分か。
そして、こういうときの彼女が取る選択はいつも他人だって知ってるから。
そういうときのAは、兄弟子である冨岡さんの言うことさえ聞かない。
僕はAの選択を止められない。だから。
｢＿＿＿＿＿＿爆豪を閉じ込めたのはやっぱあの男なんだろうな。｣
Aに託されたことをやり遂げる。そして絶対に救けに行く。その為に刀を振るう。
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推しが大量発生 - 真菰…… (2022年8月12日 23時) (
レス) @page37 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
個性はオタク - シュリさん» 鬼滅にハマった理由がこの夢小説・・・凄い嬉しいです！！ヤバい感激します！！コメントありがとうございます！ (2020年2月21日 17時) (レス) id: 1be51e16a1 (このIDを非表示/違反報告)
シュリ - こんにちは、初コメ失礼します！最近鬼滅にハマった者ですが、そのきっかけのひとつがこの夢小説です！とても面白く見やすい小説でいつも楽しく見させてもらっています！病気が流行っていますが、無理せず更新がんばってください！(私は伊之助ｸﾝ＆富岡ｻﾝが推しです) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 9d73ceb014 (このIDを非表示/違反報告)
個性はオタク - 月巳 椿さん» コメントありがとうございます！鬼滅の刃は水柱組だけでなくもう全部のキャラが尊いですよね・・・（落ちが中々決まらない理由の1つ・・・）これからも宜しくお願いします！ (2020年2月5日 15時) (レス) id: 1be51e16a1 (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - 面白いです！更新、頑張ってください！！(私も水柱組が推しです！！←聞いてない) (2020年2月4日 21時) (レス) id: 4804da1457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：個性はオタク | 作成日時：2020年1月12日 19時
