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9話 ページ12

「な、優しいだなんて…いつも通りだよ。僕はいつかデルカダールの将軍に友達といっしょになるんだ。だからいつどんな人とも会話ができるように言葉を考えて言わなきゃいけない。ほかの人に優しくするのは当たり前だよ」

 ホメロスは首にぶら下げたペンダントを握りながら真剣に言った。
 おぉ…。大人だ。さっきも思ったけど大人だぁ。
 さすがこっちに留学のようなものをしてまで王が勉学に励ませてやりたいと思う気持ちが分かる気がする。

「だから僕も…ユキノに会えてよかった。女の人とは基本敬語だったし、あんまりわかんなかったから。」

 そっかー。手本になれたならよかった。

「私もタメで話す人は初めてだし、初めての友達がまさか異国の子だったなんてすごい話だよ」

 私たちは笑いあってその日を終えた。

 それから数年後、ついにその時が来た。

「はあぁ、ついに来ちゃったよ…。」

 朝早く起きた私は机に突っ伏して嘆いていた。
 そう。ついに、ホメロスとのお別れがきたんだ。来た頃はちっちゃかったホメロスも、今じゃ私よりも大きくなってて。時の流れって早いなぁ…。

 私が、早く起きたのには理由がある。最後の最後何もなしになるのはなんだか嫌だから、お守りを作った。
 手のひらより一回り小さめの大きさで、水色のお守り。私の魔力が少し込められていることによって、そう簡単には壊れないようになっている。


 今、完成したばかりのそのお守りを持って船着き場まで走っていった。

作者から→←(ユキノ)ちゃん描いてみた



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monaka*39(プロフ) - エル(Lv.1)さん>はい!こちらこそよろしくお願いします! (2019年9月12日 15時) (レス) id: 5c2936c932 (このIDを非表示/違反報告)
エル(Lv.1) - コメント返信、ありがとうございます! 了解しました。合作参加、お待ちしております。 よろしくお願いします。 (2019年9月11日 16時) (レス) id: e5e5932f76 (このIDを非表示/違反報告)
monaka*39(プロフ) - エル(Lv.1)さん>ありがとうございます!最近更新できてませんでしたがこれからもよろしくおねがいします!あ、あと合作参加してみたいです!やった事ないのでできるか分かりませんが… よろしくおねがいします!  (2019年9月11日 15時) (レス) id: 5c2936c932 (このIDを非表示/違反報告)
エル(Lv.1) - 一話から読ませていただきました! 中々ドラクエ小説の新連載がないので 凄く期待してます! ありがとうございます 他ジャンルですが、合作してくれる方 募集してます! よろしければご参加ください。 (2019年9月9日 20時) (レス) id: e5e5932f76 (このIDを非表示/違反報告)
monaka*39 - かなとさん>あ、はずすの忘れてました…! ご指摘ありがとうございます (2019年7月20日 16時) (レス) id: 0c378bf751 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Monaka*39 | 作成日時:2019年7月19日 21時

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