【wrwrd】愛されたくない系女子と愛したい系翠【zm】【学パロ】 (ページ17)

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とりあえず未来の事は置いていこう。

そしてその後、部活動内容、部員紹介、色々あった。

一応メモを取った。忘れると後厄介だからな。

その後台本で練習する等、意外に大変だった。

今日は部活決めが殆どだったのでこれだけで帰れた。

でも何故か、ここに来て妹、美琴の事を思い出した

美琴は「放送委員になりたい」と小学生の頃言ってたからなぁ…

…それも、全てあいつのせいで崩れてしまった。

〜数年前〜

「お姉ちゃん、今日は彼氏さんと出かけてくるの？」

『うん。楽しんでくる。』

「はーい！いってらっしゃい」

『行ってきます。』

待ち合わせ場所に向かっても、彼は居なかった。

そしていきなり、妹から電話が来た。

「お姉…ちゃん…けい…さつに…でん…わ…して…」

『美琴？！どうしたの？！』

「なるべく…早く…説明する。お姉ちゃんの彼氏さんが…私とお父さんを殺しに来てる。」

『…え？』

「理由は分からない…けど…ナイフを持ってる…」

『………』

「…驚いてるよね。とりあえず、頑張って…逃げて…みる。鍵が開けられる前に…」

嘘だと…信じたかった。でも次の一言で…事実と、受け入れなければ行けなくなってしまう。

「っ…あ…ごめん…お姉ちゃん…ばいばい…」

『美琴…？お父さん…え…？さすがに、わらえ…ないよ？』

何分待っても、返答は来ない。一瞬にして分かった。美琴はもう帰っては来ないと。

『美琴…お父さん…』

そして、私の哀しみは…段々と、怒りへ変化して行った。

『ごめんね…最後まで何もできないお姉ちゃんで』

必ず、復讐してやる…

あいつに…【神威】に…

あいつは…死んでも許してたまるか…

私はすぐさま家へ向かった。

中は鉄臭い匂いが充満し、腐臭も漂っていた。

幸い、母は仕事に行っていたため無事だった。

今まで隠していたが、私はこいつのせいで父すらも失った。

そして私の黒かった瞳は白銀と化し、男への復讐心が芽生えた

私は「他人に興味を失くした。」というより、人を信用していない、の方が正しいか。

これが、私の過去である。

でも心のどこかでは…最初に何の抵抗もせず話しかけてきてくれたあいつに…【ゾム】に…

感謝…してしまっているのかもしれない