ノーマル少女【青葉城西】

ノーマル＊２ ページ4

購買って、結構人混んでるものだと思ったんですけどね…、


ガラガラです。でも、残ってる商品が少ないな……。






(約20秒)






『……あ、時間が遅いからか』


相変わらず、気づくの遅いです、私。バカっていうか、成績は別に壊滅的じゃないんですよね。ザ・平凡です。この前なんて全部平均点と同じだったし……。




とりあえず、残っていたコロッケパンと牛乳パンを買いました。100円なんですけど、味の保証は大丈夫なんでしょうか。




会計を済ませて教室に戻ろうとすると、




「あーっ!!!!牛乳パン売り切れ!!!!」




「うるせぇクソ川!!!!こんな時間なんだから当たり前だろ!!」




…………牛乳パン。これのことですよね、すごい罪悪感です。




あの、……えーと、クソ川さんって人に譲りましょう。私もともと少食ですし、未緒ちゃんとか冬華ちゃんに分けてもらえば大丈夫なはずです。






『……あの、すみません、


…………クソ川さん、であっていますでしょうか？』







クソ「」





「ぶふっ」




あれ、間違えましたかね…。






だとしたらとても失礼ですね、私。


でもこの人の名前分からないので、とりあえずクソ川さんでいきましょう。



『これ、牛乳パンです。……どうぞ、えと、クソ川さん』





「www…っもうw死ぬwww」


なんか隣のつんつんさん、爆笑してます。いまどきの言葉で言うと、「吹いた」ですね。私なにか面白いことでも言いましたかね？




クソ「岩ちゃん笑わないでっ!!
……えっと、君はパンひとつだけで大丈夫なの？」






『あ、はい。とりあえず売れ残りを買っただけですので。あと、クラスに帰れば嫌というほど貢物という名のおかずが渡されます』




すると、クソ川さんは意外な顔。

でもすぐに嬉しそうな表情に戻って、




クソ「ありがとう!!
……あ、そうだ、名前教えて？」





……名前？なんで教えなければいけないのでしょうか。お金返すためですかね、それなら言いますよ←
お兄ちゃんとラーメン屋さん行きたいんです。



『澤村Aといいます』






クソ「そうなんだ！ちなみに俺はクソ川じゃなくて及川だから！連呼しないでよね!!」



やはり間違えていましたか…。
ごめんなさいクソ……及川さん。……なんか、クソ川さんにハマってしまいました…。←





この後、速攻でクラスに戻りました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
及「クソって表示やめてくれない！？」

『でもこれハマりました私』

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