ノーマル少女【青葉城西】

ノーマル＊２０ ページ22

花「今日のことで……っていうより、ずっと前から思ってたんだけどさ…」




『……』




花「まゆって仕事してんの？」



及「それ、及川さんも思った……」

……バレー部は鋭いひとが２人もいましたね…。
ていうか及川さんの一人称及川さんなんですか？

……ウケます。滅多にウケない私がウケてるんです、及川さんは幸せですよ？←


『……１日目だから、まだわかんない…けど、…ですけど、二軍さんのはやってないです』



及「だよねぇ。二軍すごいお礼言ってたもんね、……なんかAちゃん入れて正解だったよ」



あぁ、あの謎の視線は及川さんだったんですね………。背中に突き刺さってましたから、ヒロインさんかと思いました。


花「かなり優しく言ったんだけど……、あんなんで泣かれたら困るわ」


『……涙腺ゆるゆるすぎます………』


でも、あの「当たり前だよ発言」は、私も引きました…。お兄ちゃん、安心して、私はどっちも応援するからね…！


及「なんか、主将くんのことで気分悪くしてたらごめんね？」


『……悪くしてますけど大丈夫です』

私に「全然そんなことないですよ」なんて言うスキルはありません。


「じゃっ、俺こっちだから〜」と、言う及川さんにお辞儀をする。


花「おー。また明日な〜！」



あ、一人称及川さんから俺になりました。
……これの基準はなんなのでしょうね。



花巻先輩と並んで歩く。
花巻先輩の髪の毛はピンクですから、夜でもよく映えますね…。反射材とか付けてなくても大丈夫な感じです…。



花「及川も言ってたけどさ……、

お前がマネージャーやってくれて良かったよ」



『……そう、…ですか、


あ、私ここなので……』



花「おう！明日もよろしくな、A」


『！……ハイ』





……名前呼び２人目です。
あ、ヒロインさんは論外ですけどね、
バレー部ってほんとコミュ力高すぎです……。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
及「ちょっと！なんで及川さんだけ先輩じゃなくてさんなの！？」


『……クソ川先輩の方がいいですか？』


及「ねぇそれ嫌味とかなしで言ってる？」



『……？はい、』


及(この子怖い……)

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